今回は、サーブのルールとその打ち方について話していきます!
卓球のサーブはトスを上げてそれを打つだけなのですが、実際はそこに細かいルールが設定されています。それらを知っていないと、最悪の場合試合で相手のポイントになることもあります!
この記事を見ている方の中にも、違反サーブを試合でいきなり指摘されて苦い思いをした方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方も、そうではない方もサーブのルールは早く覚えるに越したことはありません!
ではいきましょう!
*豆知識
サーブという呼び方は正式名称ではありません。正式名称はサービスです。
このブログでは、わかりやすくするためにサーブで統一します。
違反サーブ一覧とサーブのルール
違反サーブ一覧
まずは、違反サーブをリスト化していきます!
- トスが16センチ未満しか上がっていない
- ボールを打つ瞬間にボールが相手から見えない
- トスが垂直(真上)に上がっていない
- トスをする手が丸まっている
- 台の下からトスをあげている
- 台のエンドラインよりも前からサーブをする
- トスの上がり際で打つ
これらの項目が一つでも当てはまるサーブは全て違反サーブとなります。
つまり、これらをひっくりかえすと、サーブのルールとなります。
サーブのルール一覧
- トスは16センチ以上上げなければならない
- ボールを打つ瞬間に相手からボールが見えないといけない
- トスは垂直に上げなければならない
- トスをする手は完全に開かれなけらばならない
- トスは台よりも上の高さから上げなければならない
- 台のエンドラインよりも後ろから打たなければならない
- トスは落ちてくるときに打たなければならない
以上です。
・・・ややこしい!
細かいルールが多いですね(笑)
しかし、逆に言うとこれを守っているサーブは何でもありです!
例えば、台から5メートル離れてサーブをしてもなんら問題はありません。
いつもは右手でプレーしている人が左手でサーブをしてもいいということです(実体験ですw)
ありがちな違反サーブ
ここまでは、サーブのルールを沢山紹介しましたが、
実際にすべてを気にする必要はありません!
なぜなら、これらのルールは意識しなくても勝手に守られてるものが多いからです。
なので、ここからは特にやってしまいがちなルール違反にしぼって解説していきます!
トスは16センチ以上上げなければならない
これは、そのままですね。
トスは低くとも16センチ以上上げてください。高い分にはどれだけ高くても問題ありません。
単純明快なルールですが、初心者では守れず、指摘されている人もちらほら見かけます!
16センチ以上上げているか一度確認してみてください!
ちなみに、卓球ネットの高さが16.5センチですので、それを基準に高さを見てみるといいでしょう!
トスは台よりも上の高さから上げなければいけない
個人的には、このルールを守れていない人が最も多いように感じます。
このルールは、つまりトスを上げる手が相手から見て台で隠れてはならないということです。
高く上げようとする反動で台よりも下からトスしている人がよくいます。気をつけましょう
トスをする手は完全に開かないといけない
つまり、手のひらをしっかり開いてサーブを出しなさいということです。
このルールは審判によって厳しい人とそうでない人が分かれるところですが、厳しい人に当たったときのためにも、最初の中から直しておくのが吉ですね。
初心者がやりがちなルール違反はこのあたりです。基本的にはこれら3つを意識して守っていただければ違反サーブにはなりにくいと思われます。
指摘されやすいルールとそうでないルール
次に、審判に指摘されやすいルールとされにくいルールについて話していきます。
卓球ではサーブのルールは決められてはいるものの、実際には暗黙の了解のように守られておらず、審判にも指摘されにくいものも存在します。
ドイツ代表の、オフチャロフ選手のしゃがみこみサーブなんかは、違反サーブで指摘されないサーブの典型でしょう(笑)
というのも、審判から見るとまっすぐに見えるような方向にトスしているため、違反かどうかが判断しにくいんですよね・・・
もちろん、指摘されにくいからと言って守らなくてもいいというわけではないですからね。
ただ、もし指摘されやすい違反をしていたら、勝敗にも直結するので優先的に直すことをおすすめします。
指摘されやすいルール
- トスは16センチ以上上げなければならない
- ボールを打つ瞬間に相手からボールが見えないといけない
この二つですかね。
特に、「16センチ以上上げなければいけない」というルールは厳しいように思います。
もし、16センチ上がっていないという方がいらっしゃいましたら、すぐにでも直すことをおすすめします。
もう一つの「ボールを打つ瞬間に相手からボールが見えないといけない」というルールに関しては、審判によっては鬼のように厳しい人がいるということを頭に入れておいてください(笑)
指摘されにくいルール
逆に、もはや暗黙の了解のように守られていないものもあります。それが
- トスは垂直に上げなければならない
というルールです。
世界的にもこのルールは甘いようで、例を挙げてしまうとドイツのオフチャロフ選手のしゃがみこみサーブは正直無茶苦茶です(笑)
もちろん、ルール違反であることに違いはないので、直さないといけないのですが、世界レベルでもあれだけ甘いとね・・・
ダブルス
ここまでのルールは、シングルスでもダブルスでも共通のルールなのですが、ダブルスに関しては重要なルールが一つ加わります!それは、
- 自分のコートのフォア半面から相手コートのフォア半面に出さなければならない
というルールです。今回のフォア半面は右利きのフォアをイメージしてください!
つまり、卓球台の右側から対角線上に出さないといけないということですね。
そうしないと、即サーブミス扱いとなって相手にポイントが入るのでご注意ください!
おわりに
今回は、サーブのルールについて書いていきました。
サーブは基本的に、今回挙げたルールを守っていただければ問題なしです!
ただし、相手が構えていないのにサーブをするなど、明らかにスポーツマンシップに反するサーブは違反となることがあるので、あしからず。
ルールを守って、お互いに気持ちの良い卓球にしましょう!