カーボンラケットは8割の人におすすめ出来ないという話[体験談]

カルテットafc 用具メモ
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今回は、カーボンラケットで失敗した、僕の体験談をお話しします。

 

もちろん、体験談なので一意見にすぎません。

参考程度にご覧ください。

カーボンラケットはやめておくべし

今回の記事でお伝えしたいことはたった一つです!それは、

初中級者はカーボンラケットなど使うな!

ということです。単純明快です(笑)

 

一応断っておきますが、カーボンラケット自体がダメというわけではありません。

技術が稚拙なものがカーボンラケットを使うことがダメということです。

ここからはその理由を詳しくお話しします。

カーボンラケットの特徴

まず、カーボンラケットってどんなの?というところからお話しします。

知っているという方は読み飛ばしてください。

カーボンラケットとは、その名の通りラケットにカーボンが入っているものを指します。

ただ、カーボンラケットといってもラケット全体がカーボンではありません。ラケットの8割以上は木材で作らなければならないというルールがあるので、カーボンはあくまで木材の間に挟んであるという程度です。

最近ではカーボン単体ではなく、カーボンと何か(アリレートなど)を編み合わせた素材を使っていることが多いです。

では、そんなカーボンラケットの特徴を挙げていきます!

  • スピード(球離れ)が早い
  • スピード(速度)が速い
  • 木材ラケットよりも回転がかけにくい
  • 飛距離が出る

こんなところでしょう。

一言でいうと、カーボンラケットは

スピードが速いが回転がかかりにくい

ということです。

カーボンラケットをおすすめしない理由

では、ここから本格的にカーボンラケットがおすすめ出来ない理由について話していきます。

まず、先ほども言いましたがカーボンラケットは回転がかけにくいのです。

回転がかけにくいというのは卓球において色々な弊害があります

卓球の攻撃は、ドライブが基本になりますが、

ドライブは速い球を上回転で沈ませて相手コートに入れる技術です。

なのに、回転がかからずに飛んでいくとどうなるでしょうか?

そうです!ボールが沈まない、つまり入らないのです(笑)

もちろん、カーボンラケットでも回転がかけられないというわけではないので、

全く入らないというわけではありませんが、木材ラケットに比べると入りにくいです!

つまり、カーボンラケットは安定感が無いからおすすめ出来ない!ということです。

トップ選手がそんなカーボンラケットを好んで使うのは、

彼らがとてつもなく上手いからです。

上手い人が使うと、回転は技術でかけてスピードをラケットに頼るという理想的な構造が成り立ちますが、我々一般人が真似してはいけないものです(笑)

また、カーボンラケットは台上技術が難しいというのも、大きなデメリットです。

台上でストップしようとすると、木材なら簡単です(木材でも種類によりますが)。

当てるだけです(笑)

角度さえ間違わなければ、当てておけばストップは出来ます。

その点、カーボンラケットは勝手に飛んでいくため、相手のボールを吸収する

ボールタッチが必要になります。これが本当に難しいのです。

僕がカーボンラケットで失敗した例(実体験)

ここからは、僕がカーボンラケットを使って失敗した話をしていきます。

まず、僕は中学1年から卓球を始めて4年ほど木材ラケットを使っていました。

そして、高校一年の終わりごろに丹羽選手にあこがれまして(今でも好きです)

丹羽選手が当時使っていたカルテットAFC

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を使ってみようと思ったのです。

レビューでは木材に似ているという評価が多く、それなら使えるかな・・

なんて思ってしまったわけです。

そして購入し打ってみると・・・

フォア打ちがネットまでも届かない(泣)

球離れが早すぎて、それまで(それまではスワット使用)と同じ感覚で打つと落ちてしまったということです。

これは、ラケットやラバーを硬くした際に自分の許容範囲の固さを超えると現れる現象です。

つまり、僕には硬すぎたということですね。

木材に似ているというカルテットAFCでも硬すぎました。

しかし、そこそこ値段のしたラケットを再び変えるのには抵抗があり、使い続けることにしました。

結局高校3年の引退まで使ったのですが、悲惨でしたよ(笑)

まず、僕はもともとブロックが得意な安定志向のプレイヤーだったのですが、

ブロックが試合で使い物にならなくなりました

したがって、試合全般の安定感もグンと落ち、それまでは格下に対する取りこぼしは少なかったのが、一気に取りこぼしが増えました。

唯一よかったかな?と思えるのが、カーボンラケットだけあってやはり

ドライブのスピードは上がりましたね。

結果として、調子がいいときは強いけど、そうでないときは雑魚というプレイヤーになってしまいました。

これで格上を食ったことがあるならいいのですが、ないんですよね・・・(笑)

結局は

初中級者はカーボンラケットはやめておこう

ということを言いたいだけです(笑)

そんな私がおすすめするカーボンラケット

ここまでひたすらに言っていますが私は基本的にアンチカーボンラケットです(笑)

しかし、これならいいかもというカーボンラケットも一応ありますので、そちらを紹介しておきます。

インナーフォースレイヤーZLC

言わずと知れた、超人気&高級ラケットです。

インナーフォースの黄色グリップの物です。

ザイロンカーボン(zlc)をインナーに入れており、カーボンラケット特有の回転のかけにくさを感じないラケットです。それでいて弾みは良いので、人気の理由がわかるラケットです。

ただ、定価が20000円超えており、超高価であることを考えれば、無理してこのラケットを選ぶ理由はあまりないように感じます。

馬林カーボン

このラケットもカーボンラケットの割に回転がかけやすく、適度な弾みを備えているというバランスのいいラケットです。

こちらのラケットは世界チャンピオンの馬林選手が監修したラケットですが、本人は途中から五枚合板の馬林エキストラオフェンシブに変えていました!

というのも、馬林選手は生粋の木材ラケットユーザーで、カーボン入りのラケットだと硬くて使えないと感じていたようです。

 

つまり、世界チャンピオンでもカーボンラケットを硬いと感じる選手はいるのです。

こう考えると、技術が未熟な我々一般プレイヤーがカーボンラケットを使うというのは愚の骨頂であると考えられるような気がします。

 

おわりに

いかがでしたか?

今回の記事ではカーボンラケットに対する超個人的な意見を書いてみました。

もちろん、一意見に過ぎないものなので、スルーしていただいてもかまいませんが、カーボンラケットがプレーに及ぼす影響として少しでも覚えておいていただけると幸いです!

ラケット選びで迷っている方などは是非参考にして下さい!

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