結論:柔らかい粘着ラバー、それすなわち飛ばないテンションラバーです。
つまり低性能なラバーです。
以上。
言いたいことはこれが全てですが、もう少し。
使いやすい粘着ラバーが欲しい
この記事をご覧のあなた。
一度は思ったことがありますよね?粘着は硬い、飛ばない、使いにくい!と。
思ったことが無い方、これから思うときが来ます。多分、おそらく、きっと、、いつか。
そこで思いつくのがこれ。「柔らかい粘着があれば使いやすくなるんじゃない?」
柔らかい粘着を探す理由、それは、粘着よりは使いやすくて、それでいて粘着の特徴である回転量やくせ玉が欲しい。ということでしょう。
もしくは、「いきなりキョウヒョウとかの本場の粘着にするのはきついけど粘着ラバーを使ってみたい!」とか、
「粘着ラバーってかっこいいし使ってみたい!ボールくっつけてみたいし・・(以前の私そのもの)」などを思って、テンションと粘着の中間的な択として探す方もいらっしゃるのかなと。
つまりまぁ粘着とテンションの良いとこどりか、その間の性能のものを使いたいと。
柔らかい粘着ラバーは悪いとこどり
だがしかーし。
柔らかい粘着ラバーは、粘着とテンションの悪いとこどりです。
具体的には、柔らかい粘着ラバーの特徴は以下の通りです。
・粘着ラバーの回転をかける難しさも健在*
・かけられたときの回転量も、テンションとほとんど変わらない
・・・低性能。
*粘着ラバーはかかったときの回転量は多いけど、かけるのが難しいラバーです。
(↓に詳しく書いています)

低性能ラバーにもメリットはあります
ここまで柔らかい粘着ラバーは低性能だ。と言ってきたわけですが。
低性能なラバー=悪いラバー、ではありません!
低性能と言いましたが、上でも書いた通り、回転量については少なくとも特別低いわけではありません。硬い粘着よりは低いですが、ほとんどテンションと同等です。
なのでこの点は置いておきましょう。
私が低性能だ。と言っているのは、特に弾みの部分です。
飛ばん。
これは基本的には、デメリットと考えて差し支えないかと思います。少なくとも、より回転のかかるもの、飛ぶものをメーカーが開発しようとしており、ユーザーもそれを好んでいる現状においては。
ですが、飛ばないからこそやりやすい技術が卓球にはたくさんあります。
具体的に言うと、ストップ、ブロック、ショートサーブ等です。これらの安定感に関しては、確実に飛ばないラバーの方が良いです。
特に柔らかい粘着で良いな~と感じるのは、ストップとブロックのとき。
ストップはテンションよりはるかに楽に止まってくれ、ブロックはとにかく入ってくれます。
なので、柔らかい粘着ラバーのメリットを挙げるとすれば、ブロックとストップの安定感でしょうか。
が、しかし。ストップに関しては問題ないのですが、ブロックに関しては、あくまで「安定する」のであって、飛ばないので「スピードは遅い」です。
なので、プレーレベルによっては狙われてしまいます。入りやすいのを利用してブロックに変化をつける等の工夫が必要になります。
まとめ
以上をまとめると柔らかい粘着ラバーについて
メリットは、挙げるとすれば
・硬い粘着のように回転量が多いわけではない
・粘着特有の回転のかけにくさは健在
柔らかい粘着ラバーはおすすめできません
結論として、柔らかい粘着ラバーはおすすめできません。
粘着ラバーを使ってみたい!とか、使いやすい粘着ラバーが欲しい!という方については、柔らかい粘着ラバーではなく、硬い粘着テンションラバーをおすすめします。
それだと、キョウヒョウなど本格的な粘着ラバーとテンションラバーの中間的な性能になっているものが多く、お眼鏡にかなう確率が高いかと思います。
具体的には、翔龍・ハイブリッドk1j・ディグニクス09Cなどです。
柔らかい粘着ラバーをおすすめできる人
上記のように、基本的におすすめしません。
が、もし、ストップの止まり具合とブロックの安定感が欲しくて、かつ、飛びや回転量は求めていない。そして、なんとしても両面粘着ラバーがいい!
という方がいらっしゃれば、選択肢としてなしではないのかな、くらいには考えます。
が、そのような場合でも、シンプルに飛びを抑えた(厚さを薄くするとか)テンションラバーや、上記のような硬い粘着テンションラバーの方が個人的には圧倒的におすすめです。
以上、個人的な意見としてですが、参考になれば幸いです!読んでくださり、ありがとうございました!
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