今回は、JOOLAのリズムテックをレビューしていきます。
いきなりですがこのラバー、個人的に最高のラバーだと思っています。単純に、私が今まで使ったラバーの中で最も良いと思ったラバーです。
特にバック面は、本気で勝ちにこだわるなら間違いなくこのラバーを使います。
それくらい個人的に推しているラバーなのです!
では、本題に入ります。
基本スペック
定価:\5800
硬度:42.5
まずは一般情報を紹介します。
このリズムテックは、ヨーロッパのメーカーであるJOOLAからプラボール対応としてリリースされた、柔らかめのラバーです。
価格は5800円と、柔らかいラバーにしては少し高めでしょうか。
リズムテック性能
まず、ぱっと見てわかるように5段階評価で性能を表してみます。
打球感(硬さ) :★★☆☆☆
回転(Max) :★★★★☆
回転(かけやすさ):★★★★★
スピード :★★★☆☆
飛距離 :★★★☆☆
寿命 :★★☆☆☆
一言でいうと、回転のかけやすさとその量が素晴らしく、故に安定感抜群のラバーです。
では、それぞれ詳しく解説します。
打球感 [柔らかめ]
まず、スポンジ硬度が42.5度であり、一般に柔らかいと言われる硬度帯のラバーです。
実際に打っても柔らかめの打球感で、どちらかというと柔らかいのは間違いありません。
ただ、ファスタークS1のようにぶにゃぶにゃというレベルで柔らかいわけではなく、あくまで「柔らかめ」くらいの硬さです。
シートが少し硬めに設計されているようなので、それが影響しているのだと思われます。
体感的には45度と42.5度のラバーの間くらいの印象です。
回転 [かけやすく、かかる]
回転に関して。最高です。
このラバーの一番の良さがここです。
「かけやすく、かかる」とは、簡単に回転がかかり、回転量自体も多い。ということです。
まず、柔らかくてシートの引っ掛かりも非常に良いため、相当かけやすいです。
「回転のかけやすさ」というのはそもそも柔らかいラバー全体の良さですし、当然と言えば当然かもしれませんが、本当にかけやすいです。
全ラバー中でもトップクラスの回転のかけやすさです。
そして、こういった柔らかいラバーはたいてい回転のMax値が低いです。例えば、ヴェガヨーロッパやファスタークS1などです。というより、基本的に柔らかいラバー全般ですかね。
柔らかいラバーの回転量が少ないのは構造上仕方のないことです。
「硬いラバーの方が柔らかいラバーよりも回転のMax値は高い。」これは構造上そういうものです。
しかし!
リズムテックはMax値も良い!
恐らくシートの強さが影響しているのだと思いますが、柔らかいラバーの割にMax値がかなり高いです。
まず、柔らかいラバーの中ではトップクラスです!
個人的にはテナジー05FXと同等以上だと思っています。
もちろん、粘着などの硬いラバーの中でも特に回転がかかると言われるようなラバーと比べると見劣りしますが、そこらのラバーよりはよっぽどかかりますよこれは。
スピード [並。文句はなし]
次にスピードですが、これは一般的です。
特別速くもなければ、狙われるほど遅くもありません。
ファスタークS1やCOPPA X2のようなミート重視の柔らかいラバーと比べるとスピードは劣りますが、まぁ、並です。
私の場合は逆に、早すぎるラバーを使うと返ってくるのも速くなって自分が追い付けないので、これくらいがちょうど良いですね。
これは個人的な見解ですが、一般層はこれくらいのほうが戻りやすくて使いやすいのではないかと思っています。
飛距離 [並。だからブロックがしやすい]
これまた、並。です
後ろからでも届かないなんてことはないくらいの飛距離はあります。ただ、下がりすぎると単純にスピード不足できついとは思いますが・・・
とはいえ中陣くらいまでなら余裕でいけるくらいの飛距離はあります。
また、この飛距離はブロックに最適です。
飛びすぎるラバーを使うとブロックが安定しないことがままあります。
このラバーはそれが一切ない。安全に台に収まってくれます。それでいて、コントロール系や高弾性のようにブロックが浅すぎるということもないので、ブロックがただのチャンスボールになるということも少ないです。
ブロックの安定感はかなり高いです。
これがバック面に推す大きな理由です。
寿命 [唯一の弱点かも]
私が思うこのラバーの唯一の弱点が寿命ですかね。短めです。ミートのスピード感が結構すぐに無くなります。
ただし!
弁明?をしておくと、テナジーやロゼナよりは長いです!
また、多少劣化しても使えるラバーです。
まず、テナジーやロゼナは本当に一瞬で寿命です。これらと比べると確実に長いです。ここで言う短いとは、他のドイツ製と比べて。ということです。
私は、ラバーは「寿命が来ても使えるもの」と「寿命が来ると本当に使い物にならないもの」に分けられると考えています。
そして、リズムテックは寿命が来てもある程度使えるラバーの部類です。
この差は、「劣化してても相手コートに入ってくれるかどうか」だと思います。
寿命が来て(劣化して)回転量やスピードといった威力が落ちるのは当然です。しかし、「それでも一応コートに入ってはくれるラバー」は寿命が来てもある程度使えます。
逆に、「寿命が来るとそもそも安定感に支障が出る」というラバーはそく交換が必須です(ロゼナとかロゼナとか*)
リズムテックは新品と比べてスピード感が落ちるまでは比較的早いです。そういう意味では寿命は短いですが、それでもシートは引っ掛かるので、とりあえず入ってくれます。
言い換えると、シートの引っ掛かり(回転系)という意味での寿命は長いです。一方でスポンジの反発力(スピード系)という意味での寿命は短いです。
個人的にはスピード感はそんなに重視していないので、リズムテック使用時は結構長く使っていました。高校生で毎日練習して4か月くらい使ったかな。
まとめ [柔らかいラバー好きは一度は使ってほしい]
今回は少しマニアックなラバーを紹介しました。
なぜレビューするラバーとしてこのラバーをわざわざ選んだかというと、本当におすすめだからです。
冒頭にも書きましたが、個人的には今まで使った中で最高のラバーです。
柔らかいラバーの良さを全て兼ね備えており、かつ柔らかいラバーの弱点が少なくなっている、理想的なラバーです。
柔らかいラバーが好きだという方は本当に一度使ってみてほしいです!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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コメント
[…] リズムテックについてはJOOLAのリズムテックのレビュー[柔らかいラバーの神様]で詳しいレビューをしているので、よろしければご覧ください。 […]