今更ながらになりますが(現在2020年8月)、発売から5年ほどが経ったV15Extraのレビューをしていきます!
理由は、最近久しぶりに打つ機会があったからです(笑)
久しぶりに打ったのですが、やっぱりいいですね・・・練習でストレスを感じることがなかったです。
V15Extraはとにかくぶっ飛ぶ激重ラバー
まず、V15Extraはとにかく飛ぶ(飛距離も出るし、スピードも速い)ラバーで、とにかく重いラバーです。
まずは数値で簡単に見られる重さから確認します。
重さ[カット後52g]
V15Extraは一般的にも重いラバーといわれますが、本当に重いですね・・・
主観的な感覚でも重いと感じましたし、カット後の重量を量ってみると52gもありました。(カルテットAFCに使用)
シェークの一般的な大きさのラケットであるカルテットAFCに貼ったので、多くの方の参考になると思います。
基本的に硬いラバーほど重くなり、V15Extraはもちろんかなり硬い部類なのである程度重いのは物理的に仕方がないのですが、他の同硬度(47.5度)のラバーと比べてもかなり重めです。
カルテットAFCに同硬度の他のラバーを貼った際の重さは
ラクザX 49g
オメガ5ツアーDF 50g
ファスタークG1 47g
でした。(ラバーは1枚1枚重さが違うので、商品によってカット後で±3gほどの個体差はあります。)
52gのV15Extraは同じテンションラバーで硬度が47.5度のラバーたちと比べても重めであると言えます。
日本で主流のテンションラバーの中ではトップクラスの重さを持つことは間違いありません。
*V15は重い重いと酷評するような形になりましたが、重いことは一概に悪いことではありませんし、良いこともあります。(ブロックが押されにくいとか)
重いのが良い軽いのが良いかは人それぞれですし、重いからダメということはないです。
とにかくぶっ飛ぶ[飛距離も球離れも]
次に性能面ですが、とにかく飛びます。ほんとに飛びます。
個人的には今まで使ったラバーの中で最も飛ぶラバーがこれです。(飛距離が出る)
また、飛距離が出るだけでなく、球離れとボールスピードもかなり早いので、単純に飛びを求めている人には最高のラバーじゃないでしょうか。
また、当然ですが、ぶっ飛びラバーなので台上やサーブもぶっ飛びます。なのでストップやショートサーブは基本的に出てしまいやすいです。
V15はある程度勝手にかかってくれるラバーなので、自分でガツッと切るというよりはラバーに任せるようにするとちょうど良くなります。
一般的にはドライブをガンガン振っていくパワーヒッターにおすすめとされていますが、意外とミートもありですね。
球離れ、スピード共に速いため、もちろんミートも爆速です。ブロックでもちょっと押せばもはやカウンターです。
一般的なこのラバーの評価としてミートがあまりよくないとされているのは、安定感の問題だと思います。ぶっ飛びラバーですから、もちろんミート時の安定感という意味では他のラバーには劣ります。飛距離が出ると当然オーバーミスが増えるわけですから。
しかし、そのミスを補って余りあるほどのスピード感です。
これは個人的な体験談ですが、バックがあまり振れずブロックとミートが主体だったときに一度バック面に貼ったのですが、ミートとブロックのスピードは格段に上がりました。安定感は格段に落ちましたが(笑)
おかげで、全国でも強豪と言われる学校の選手から1ゲーム取れました(3-1でしっかり負けましたが)
このラバーは基本的にしっかり振っていく男子のフォア面におすすめと言われていますが、
バック面での使用も、ミートやブロックが主体で、かつ安定感よりも威力を求めるという方なら全然ありです!
打球感が独特[食い込むけど硬い]
次に、このラバーのちょっと不思議なところを紹介します。
それは打球感なのですが、かなり硬くて球離れは早いのに食い込むのです。
言葉で表現すると、一瞬食い込んですぐ離すというイメージです。
基本的に球離れが早いラバーは食い込みにくく、逆に球持ちがよいラバーは食い込みやすいです。
しかし、V15Extraは球離れが早いくせに一瞬食い込むんですよね・・・
スポンジには食い込まずにシートだけに食い込んでるというイメージでしょうか。
このラバーを評価する際に、柔らかくて使いやすいという人と硬くて使いにくいという人に分かれるのですが、それは一瞬の食い込みを柔らかいと捉えるのか、それともスポンジまでしっかり食い込まないと硬いと感じるのか。という差ではないかと思っています。
まとめ おすすめのプレーヤー
繰り返しになりますが、このラバーはとにかく重くてとにかく飛ぶラバーになっています。
つまり、破壊力満点で安定感は低いラバーです。
上級者はフォアでもバックでも両面に使えると思いますが、一般層では使う人、使う面が限られるラバーです。
このラバーを一般層におすすめするとすれば、
- スピードや飛距離といった、いわゆる「飛び」を求めている方のフォア面
- バックはミートしかしないと心に誓っており、かつミートは安定感よりも威力が欲しいという方のバック面
のどちらかになります。
もちろん、一般層でもバックドライブに自信ありの方は貼ってみるのも良いと思いますが、相当難しことは間違いないです。
バック面におすすめのラバーはこちらで紹介しています。

この記事が何かの参考になれば幸いです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!