今回は、2021年5月発売!ラザンターR45をレビューしていきます!
結論から言うと、いいです。このラバーいいです。性能はかなり優秀です。
お値段がちょっとドイツ製の中だと高いんですが、性能はかなりいいです。
まぁ最近はドイツ製でも8000円クラスがいっぱいある中で定価で7150(税込)なんで、最高値ではないので許容範囲か・・・といったところ。実売価格だと5000円~くらいでしょうか。
新しく出るラバーはここ数年でも高くなりましたね・・・
では本題です。
ドイツ製とテナジーの中間で重さは重め
ドイツ製とテナジーの中間的性能
まず私が感じた第一印象を率直に言うと、
ドイツ製とテナジーの間みたいって感じです。
テナジー、ディグニクス、ロゼナの、オートで回転がかかってくれる感じと、ドイツ製の自分でかけないといけない感じが混ざった中間的な感覚。
ドイツ製よりはオートでかかる感じはあるけど、とはいえテナジーとか程じゃない。
テナジーっぽさはあるけど、あくまでドイツ製という印象です。
あくまでシート薄い系のドイツ製
テナジーとも似てると言えば似てるのですが、どちらかというとブルーストームZ2と似てるなと思いました。
以前ブルーストームZ2はドイツ製ロゼナとブルーストームのレビューで言いましたが、ラザンターもそれに近いです。

ただ、ロゼナと比べてもブルーストームZ2と比べても単純な回転量はラザンターR45の方が上なので、ブルーストームZ2の上位版という感じ。
まぁブルーストームとラザンターはスポンジ厚めでシート薄めという、構造的に似ているラバーですし、性能も似るのは当然と言えば当然なのですが、かなり似てますね。
私が思ったことをまとめると
具体的にブルーストームとかロゼナとどう似ているかを少し説明すると、主に打球感と弧線の高さですね。
ドイツ製に少しテナジーとかロゼナのオート感を足したような打球感で、弧線の高さは直線的。
ネットを越える最低限はしっかり弧線は出るけど、低めで直線的というところが結構似てる感じ。
ただラザンターR45の方が最新のラバーで値段も高めなので、その分シートの質?はラザンターの方が上で、その分だけ回転量はラザンターの方がかかります。
ラザンターR45はテナジーと似てるか
ラザンターR45はテナジーと似てるかについてですが
テナジーっぽいと言えないこともないけど、かなり似てるというわけじゃない。
そもそもシート薄い系のラバーが少しオート感のあるラバーなので、その点でシート薄い系ラバーはテナジーとかロゼナとちょっと似てるんですよね。
ブルーストームZ1ターボが日本で評価が高いのもそれが理由かなと。
ということで、ドイツ製の中ではかなりテナジーに近いラバーとは言えます。少なくともファスタークG1とかラクザXなんかよりは似てます。が、あくまでドイツ製色が強いかなと私は思いました。
まぁテナジーに似てるラバーというのがそもそもほとんど無いですし、その意味で言うとトップクラスに似ているとも言えますが、あくまで別物です。
ちなみにテナジーに似てるラバーは安いテナジーを買いたい方はこちら![ポストテナジー]で紹介していますので、この記事をご覧の後、よろしければご覧ください。記事下にもリンクを貼っておきます。

ラザンターR45の重さ[ちょい重]
次にラザンターR45の重さを見ていきます。
まず数字で見ると、
パッケージ込み101g
カット前70gで
カット後はすみません、わかりません。。。なぜかは下で説明します。
まずはパッケージ込み。101g
パッケージを開ける前に量るのを忘れていて、後から切った後のごみを乗せる感じになりました。なので画像がちょっと汚いですがご容赦を。。。
次にカット前70g まぁ重めですね。47.5度のブルーストームZ2とかと同じくらい。
カット後なのですが、貼ったラケットがこんな感じで削れてしゃもじみたいに小さくなってまして。。(画像で言うと左側が削れて形が変わっちゃってます)
普通のラケットに貼るより明らかに軽くなっちゃうので、重さが参考にならないんですよね・・・申し訳ない。
ちなみにこんなラケット使えるの?というと、普通に使えます。ルール上も問題ないですし、性能的にはなんなら今まで使ったラケットで一番自分に合ってる気がします(笑)
少し話がそれましたが、カット後の重さは正確には分かりません。が、他のラバーから想定すると、ブルーストームZ2が同じくカット前70gでカット後50g(一般サイズのカルテットAFCに貼って)だったので、ラザンターR45のカット後も50g前後じゃないかと想定は出来ます。
となると、重めですね。特に45度のラバーにしては重い。重いと無理という方は厳しそうです。
↓でも言いますが、性能的に中上級者のバックにすごくおすすめなのですが、「バックは軽くないと」という方には難しそうです・・・
ちなみにそんな方は同じ硬度(45度)で似たような性能で、なおかつ軽いロゼナをおすすめします。ロゼナは人気ラバーロゼナの性能を徹底レビュー[カウンター、重さ良し]でレビューしているので、この記事をご覧の後に、よろしければご覧ください。

ラザンターR45性能まとめ
出はここからは、ラザンターR45の性能を数値にして見ていきます。
私が思うラザンターR45の性能は、まとめるとこんな感じです。
回転(Max) :★★★☆☆
スピード :★★★★☆
飛距離 :★★★★★
台上系 :★★★☆☆
硬さ :★★★☆☆
回転
回転に関してはかけやすさとmax値で分けて評価します。
まず回転のかけやすさは4です。結構かけやすいですし、シート薄い系ラバーの良さがそのまま生きています。
回転量に関しても、良いですね。正確には3.5にしたいです。
他の回転を売りにしているテンション系と比べると少し劣るかなとは思いますが、45度でかつシート薄い系ラバーにしてはかなり良い。
そもそも構造上、シートを薄くすると回転量は落ちてしまうものなのですが、これは良かったですね。ロゼナよりもかかります。
スピード、飛距離
スピードは4です。正確には4.25くらい!
上でも書きましたがまず弾道が直線的なんですね。同じスピードなら直線的な方が早く感じるので、それでスピード感があるというのはあります。
とはいえ単純に振ったときのボールスピードもテンションの中でも早い方ですし、軽く当てたときでも結構なスピードで飛んでくれます。まぁ逆に言うと、それに特化したようなラバー(コッパX2とか)と比べるとさすがに劣るかなというところで、4,25ということで。
飛距離は4.8くらい!全ラバー中でもトップクラスに飛ぶのですが、R48やR53など単純にこれを硬くしたラバーと比べればそりゃあ劣ります。が、他のラバーと比べるとかなり飛びます。
台上
また、飛距離が出る系のラバーは台上がぶっ飛んだりするものですが、このラバーは結構良いですね。点数は3.5くらい。
このラバー使用の前に台上×なコッパX2を使っていたのもあるとは思いますが、45度のラバーの中ではかなり収まる、引っかかる方ではないかと思います。3.5というのは、最も止めやすいであろうキョウヒョウを5としたときなので、個人的に結構高評価です。
硬さ
最後に硬さですが、思ってたより硬い!ラザンターシリーズは硬度より柔らかいと良く言われますが、それを踏まえて思ってたよりは硬い!
45度のラバーで、硬度より柔らかいと聞いていたのでもはや打球感的には42.5度くらいの柔らかさなのかなと思っていたのですが、そんなことはなく45度か、それよりほんの少し硬いかなくらいに感じました。
これはしっかりした表現ではないですが、硬度について私が感じたことを正直にそのまま書くと、
ドライブをすれば45度くらいなんだけど、ミートのときは硬くなるような感じがしました。(実際にそんなことはないので、あくまでイメージです。)
どういうことかというと、ブロックとかプッシュのときに、硬いラバーでしっかり打てなかったときみたいに落ちることがちょくちょくあったんですよね。
もちろん私自身の技術問題でもありますが、なんか、そこにドイツ製っぽさみたいなものを感じましたね。
そういう意味では、ドライブのときは日本製、ミートのときはドイツ製というイメージに近いかも。
最後に[おすすめのプレーヤー]
まとめると、弾道が直線的でスピード感や飛距離が素晴らしく、それでいて回転量自体もその他のスピードが良いラバーと比べるとかなり多いというラバーです。
個人的にはかなり好きです。気になるのが、上で書いたミートで落ちることがあることくらいでしょうか。
そしてラザンターR45がおすすめの人ですが、かなり幅広い方に合うんじゃないかなと思います。
硬さは初中級者ならフォア、中上級者ならバックにちょうど良い硬さですし、
回転もかけやすいです。
さらに、今回は厚さウルトラマックスを使ったのでスピード、飛距離共にかなり「飛び」ましたが、厚さも3段階で、1.7mm,2,0mm,2.3mm(ウルトラマックス)とありますし、3mm差とかなり違うのでそこで調節すれば本当に幅広い方がレベルとプレースタイルの方が使いやすいのかなと思います。
初中級者ならフォア、中上級ならバックにおすすめで、厚さは2.0mmを基本として安定を求めるなら1.7mm、スピード、飛距離を求めるなら2.3を使うと比較的どなたでも使いやすいラバーとなっています。
値段は少し高めかもしれませんが、性能的にはかなりおすすめ出来るラバーでした!
購入を迷っている方には個人的にはおすすめしたいですね!
それでは今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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