今回は、こちらの
ブルーストームZ2のレビューをしていきます!
ちなみに、今回の使用ラケットはエバンホルツ5で、厚さはMAX+です!
では、さっそく本題です!
基本情報
まず、このラバーはシートが薄めでスポンジが厚めのラバーです。
他で言うと、ラザンターやオメガ7シリーズなどがそうです。
ブルーストームはZ1、Z2、Z3と三種類あり、Z2はその中でスピード重視のラバーとなっています。
価格はオープンプライスですが、amazonでは4200円程度でした。店舗によってはもっと安いかも・・・
硬度は47.5度で、流行りの硬めの硬度ですね。
重さは、パッケージ入りで99g、ラバーのみで70gで、カット後は50gでした。
シートが薄めのラバーなので重量は軽めなのかと思いきや、しっかりと重いラバーですね・・・(笑)
では、レビューに入っていきます。
ブルーストームZ2まとめ
まず、忙しい人のために、このラバーの性能を簡単にまとめておきます。
スピード ★★★★☆
回転量 ★★☆☆☆
かけやすさ ★★★★☆
安定感 ★★★★☆
寿命 ★★★☆☆
言葉でまとめると、このラバーはスピードがあって安定するけど回転量の最大値は低いというラバーです。
一言で言うと、打球感がドイツ製のロゼナです(笑)
打球感以外は、かなりロゼナに近いです。
そして、ロゼナは極端に寿命が短いラバーですので、
ロゼナが気に入っているけど、寿命が短いのが難点だと感じている人にはかなりおすすめのラバーです。
では、それぞれについて詳しく解説します
ブルーストームZ2徹底解析
スピード
このラバーの最も良いところが、このスピードと安定感です。
このラバーは、しっかり振れなくてもなかなかのスピードが出てくれます。
当てるだけでも、軽く振るだけでも他のラバーよりは速めのスピードが出ますので、
ドライブ、ミート共にスピードの出しやすさはなかなかのものです。
つまり、フルスイング出来なくてもそれなりのスピードが出てくれるということです。
実際の試合では、フルスイングできる場面はあまり無いので、これは嬉しいポイントですね!
また、この特性はブロックの際にもメリットになっていて、
このラバーだとブロックが勝手に速くなるため、他のラバーでブロックするよりも相手がミスしやすくなりました。
回転
回転のかけやすさ(安定感)
ここも、このラバーの良さの一つで、弱いタッチやミートでもしっかりと前進回転がかかってくれます。
そのため、勝手に回転がかかってくれ、ボールが沈んでくれるため、ミートでもドライブでも
全体的にプレーが安定します。
ミートもドライブも両方安定するというラバーという意味では、かなりいいラバーではないでしょうか。
具体的には、ループドライブや前陣でのブロック、カウンターなどの際に勝手に回転がかかってくれるため、
安定して入れることが出来ます。
特に、ブロック、カウンターは他のラバーと比べてかなりやりやすいです!
逆に、勝手に回転がかかるため、ミートでナックル性のボールが出やすく、ドライブとミートの回転量の差があまりありません。
なので、ナックル性のミートでよく得点している人などは要注意です。
回転量
ここがこのラバーの弱点になります。
回転のかけやすさはピカイチなのですが、実際の回転量はあまり多くはありません。
ラバーのシートを薄くすると回転量が下がる。というのは、物理的に当然のことのようなので、
このラバーの回転量が少ないのは、構造上仕方のないことのようです。
ですので、このラバーは回転量の多いループドライブで攻めていく人には向かないラバーです。
とはいえ、スピード系テンションなどと比べると十分にかかります。
打球感
このラバーは、打っていると47.5度とは思えない柔らかさを感じます。
回転のかけやすさからそう感じるのかもしれませんが、47.5度よりは確実に柔らかく感じます。
私は同硬度のファスタークg1などはバックでは使えないのですが、これなら全然使えます。というより使います(笑)
また、相手のボールをしっかりスポンジが吸収してから飛ばしてくれる感覚があり、
回転をかける前に飛んでしまうということはほとんどありません!
また、相手の回転を吸収してくれるため、回転の影響を受けにくいラバーになっています。
台上技術
次に、台上技術のやりやすさですが、上の下くらいです。
ストップは、ラバーが相手の回転を吸収してから飛ばしてくれるため、テンションラバーの中では止めやすく感じました。
ツッツキでも、自分から回転をかけてもある程度収まってくれる感覚があり、好感触でした。
ただし、あくまで他のテンションよりは止めやすい程度のもので、
粘着ラバーなどの低反発ラバーと比べると、さすがに勝てるものではありません。
結論
ブルーストームZ2まとめでも言ったので繰り返しになりますが、
ブルーストームZ2はスピードが出て、さらに回転がかけやすいため安定感があるのが強みのラバーです。
その反面、実際の回転量は少ないというのが弱点になります。
これらを考えると、シェークのバック面にとても合うラバーではないかと思います。
シェークのバックは、ドライブ、ミート、ブロック、ツッツキ、チキータなどフォアと比べて多くの技術をするので、
一般的に安定感のあるラバーが好まれます。
そういう意味では、この条件にピッタリ当てはまっているラバーではないでしょうか。
もちろん、フォアで使えないという意味ではないので、バックで攻めてフォアのラバーには安定感を求めるという、
より現代的なプレーをする方はフォアにも合うラバーです。
とても安定感のあるラバーですので、そんなラバーを探している方は一度使ってみてはいかがでしょうか。
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