ブロックを安定させるコツ[プレーレベル別の意識すべきポイント]

壁 ブロック
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今回は、ブロックのコツについてお話していきます!

ブロックは、トーナメントで勝ち上がっていくためには超重要な技術です。

当然ですが、トーナメントで勝ち上がるには、様々な戦型の相手を連続で倒していかなければなりません。

相手のボールとかみ合わないということがあっても、何とかして勝たなければその時点で終わりなのです!

そんな、相手との相性が悪い時に頼れる技術が、このブロックです。

しかし、相手が強打してきているボールを返そうという技術なので、やはり難しい側面もあります

ですが、ブロックにはこれ!というコツがあり、それを知っているだけでかなり簡単になります!

今回は、そんなブロックのコツを、レベル別に紹介します!

初級者から中上級者まで、それぞれ意識すべきポイントを書いて行きますので、是非参考にしてください!

では、本題に入っていきます!

ブロックのコツ 基本

まずは、ワンコースでブロックを安定させるためのコツを紹介します。そのコツとは、

  1. ラケットを動かさない
  2. 脱力する

の二つです!

コツが多くありすぎてもすべてを意識することは出来ないため、二つに絞らせていただきました。

ですので、この二つだけはブロックがしっかりと安定するようになるまでは常に意識しておきましょう(笑)

では、それぞれについて詳しく解説します。

ラケットを動かさない

まず、ブロックが上手い人皆が口をそろえて言うのが、

インパクトの瞬間にラケットを動かさないことです!

しかし、同時にブロックが苦手な人が出来ていないことが多いポイントでもあります!

ブロックは、基本的に相手が打ってきたボールの威力を吸収してやさしく返す技術です!

なので、ブロックをする際は自分からスイングする必要は無いのです。

 

意識としては、当たる瞬間はラケットを一切動かさない!という意識で取り組みましょう。

ほとんどの人は、それでも少しは動くのでそれで結果的にちょうどよくなります!

自分から力を入れなくても、ただ当てるだけで意外としっかり綺麗に返ってくれるものですよ!

脱力する

次に、もう一つのとても重要なポイントが、手の力を脱力するということです。

こちらも、ブロックをする上で絶対に必要なポイントです!

手に力が入っていると、一本はブロックできるのですが、

打球した後に元の姿勢に戻ることが出来ず、二本目以降のブロックの安定感が大きく下がります!

ブロックを安定させるには、手の力の脱力が必須になります!

 

とはいえ、手に全く力が入っていない状態では相手のボールに押されてブロックがオーバーしやすくなりますので、

ブロックをする際は、3~4割くらいの力がベストになります!

 

ちなみに、力が入りすぎるよりは弱いほうがまだいいので、

基本的にはブロックの際は脱力するということを意識しておけば問題ありません!

プラスワンポイント!

実際は、ブロックにおいて最もいい力の使い方は、インパクトの瞬間だけ力を入れるです。これが出来ると、相手の回転の影響を受けずらくなります!

なので、まずは脱力して練習して、慣れてきたら打つ瞬間だけに力を入れられるように練習しましょう!

ブロックのコツ 実践

次に、ワンコースなら出来るけど、全面になるとコースが分からなくて安定しない

という悩みを持つ方のためのコツを紹介します!

  1. 基本はバック待ち
  2. ステップを入れる
  3. 相手とボールを両方見る

コースがわからない中でブロックするのは基本的に難しいですが、これらのコツを意識してもらえれば、

今よりも少しは出来るようになるはずです!

では、それぞれ詳しく解説します

基本はバック待ち

まず、ブロックする際は、相手の売ってくるコースが分かるとき以外はバック待ちが原則です。

これは、バックとフォアの適切な打点からくるもので、

バックは打点を落とすと詰まってミスになるけど、フォアは多少落としても大丈夫というところから来ています。

基本的に待っているコースの逆を突かれると打点は落ちるので、

バックを待っていてのフォアはまだ打てるけど、フォアを待っていてバックに来るとほとんどがゲームオーバーになるのです。

つまり、バックで待ったほうがどこに来ても返しやすいのです。

 

ただし、流石にバック:フォアを10:0で待っていると、フォアに反応できません。

なので、相手が打ってくるコースが分からない場合はバック対フォアを6:4や7:3の意識で待つのが基本になります。

 

補足として言っておくと、このバック待ちの原則は、相手の売ってくるコースが分からないときのことなので、

相手が明らかにフォアに打ってくると分かる場合などはフォアで待ちましょう。

もしそれでバックに来たら泡を吹いて倒れるしかありません(笑)

ステップを入れる

最後に紹介するのが、小さなステップを入れるということです。

これは、相手のボールに対する反応力を上げるためのものです。

これはブロックに限ったことではありませんし、言わずとも明らかなことですが、

卓球では自分が打球するためにベストポジションまで動くというフットワークが大事になります。

当然、ブロックの際も動いてベストポジションで打つことが求められます。

しかし、ブロックは相手が打ってくるスピードのあるボール前陣で返すという技術なので、

打たれてから動き出したのでは間に合いません

そこで、相手が打つよりも前に自分が動くための予備動作を入れようというのが、このステップを入れるということです。

具体的には、その前の自分が打った球がネットを超えたあたりで1cmだけ跳ぶということになります。

1cm、あるいは5mmでも構いません。一瞬体を浮かせてください。

すると、ブロックするときに相手のボールに反応しやすくなります!

また、1cm跳ぶタイミングも、「その前の自分の球がネットを超えたあたり」と言いましたが、人それぞれで微妙に違うので、自分に合ったタイミングを探してみてください。

 

ちなみに、これは卓球ではあまり知られていないことですが、

テニスでは常識の動き方で、スプリットステップと呼ばれるものです。

なので、テニス スプリットステップ などで調べてみると、卓球でも生かせそうなさらなるヒントが手に入るかもしれませんね!

相手とボールを両方見る(周辺視野)

これが今回書いている中では最も難しいポイントになります。

ですので、他が出来たという方や、やるだけでもやってみようという方がこちらに取り組んでみてください。

まず、もちろんですがブロックをするには、ボールと相手の両方を見る必要があります。

ブロックをするには、相手や相手のラケットの動きからコースを予測し、

放たれたボールの軌道やスピードから回転量やボールの落下地点を見極めなければなりません。

しかし、普通の目の使い方をすると、相手かボールのどちらか一つしか見ることが出来ません。

そこで使うのが、周辺視野という目の使い方です。

人間の目の使い方は二種類あるといわれており、

それが中心視野と周辺視野です。

普段人間が使っているのが中心視野で、今回使うのが周辺視野です。

簡単に説明すると、

一点を集中して見るのが中心視野で、ボヤーっと広範囲を見るのが周辺視野です。

中心視野は、一点を見るのに優れている反面、視野が狭いため、

ボールと相手を両方同時に見るということが出来ません。

しかし、ブロックの際には相手とボールを両方見たいため、周辺視野でぼんやりと見るようにしましょう。

 

*周辺視野に取り組むと、はじめは空振りが多くなりますが、だんだんと慣れて行きます!

はじめのうちは難しいと思いますが、是非根気強

く続けてください!

 

おわりに

今回は、ブロックのコツについて書いてみました。

当然ながら今回挙げたコツを知っているだけではあまり効果はありません。

また、ブロックのコツ 実践では少し難しいことも挙げたので、習得にはなかなかの時間がかかると思います。

しかし、身に着けると大きな強みになりますので、頑張ってみて下さい!

これらのコツを一つでも意識しながら日々の練習に取り組み、少しずつ身に着けてもらえれば幸いです!

 

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