今回は初心者の大きな壁、下回転サーブについて、出し方とそのコツを伝授いたします!
中学校3年間卓球部でまじめに練習もしてたけど
下回転サーブは出せないまま終わった
といった方もいらっしゃいます。
そんなお悩みを解消すべく、出し方からコツまでお教えいたします!
そもそもサーブのルールが正確にはわからないという方は、まずは卓球サーブのルールと打ち方~これさえ覚えればもう安心~をご覧ください!
下回転サーブは難しい
まず、前提として言っておきたいのですが、残念ながら
下回転サーブはすごく難しいです。
いきなり残念なお知らせ失礼いたします。
しかし、これが事実です。
高校生で近畿大会や関東大会に出場している学校のレギュラーでも
下回転サーブは出せないという人が結構います。
しかし、安心してください!これは、
まっすぐ戻ってくる真下回転は難易度が高いということです。
少し横回転の入った横下回転はそこまで難しくはありません!
よく、真下回転にこだわりすぎて時間を浪費している人がいるのですが、
はっきり言って横下でも真下でもそんなに変わらないです。
一応、三球目の待ち方とかが多少は変わってくるので、卓球上級者にとっては大きな問題ですが、初心者がそんなに神経質になる必要のある問題ではありません!
ですので、下回転サーブを身に着けたいという方は
まずは横下回転サーブを目指すと習得しやすいでしょう!
回転をかけるポイント
回転をかけるときには、どんな回転をかけるにしても共通の感覚があります。
なので、一種類の回転をしっかりとかけられるようになれば、自然と他の回転もかけられるようになります!
サーブが上手い人でどんなサーブをしても上手いという人がいませんか?
そんな人は、この感覚をつかんでるだけなんです!
あなたも、この感覚さえつかめば色々なサーブが出せるようになるでしょう!
この「感覚」というのを強引に言葉で説明すると
ラケットとボールが当たったときに手に「グッ」と伝わってきたら成功です。
そのボールは回転がかかっています。
では、その感覚をつかむために意識するポイント
つまり、回転をかけるためのポイントを3つ紹介します。
- 基本的に力は抜いておいて当たる時だけ入れる
- 手首を使う
- まずは台に入れようと考えない
これら3つのポイントを意識して練習してみてください。
基本的に力は抜いておいて当たる時だけ入れる
これは、回転をかけたいときは共通の意識するポイントです!
ドライブでも、回転がかからなくて悩んでいる人は子のポイントを意識してみてください。
これを意識することによって、当たる瞬間のスイングスピードが上がるのです!
スイングスピードが上がると、自然と回転をかけやすくなりますので、回転がかけられずに悩んでいる人には是非意識していただきたいポイントです。
手首を使う
これは、上手い人の間では賛否両論分かれている点です。
手首の使い過ぎは回転がばれやすくなるといった意見があるのですが、
回転がかけられずに悩んでいる人は使ったほうがかけやすい
のは間違いありません!
ですので、回転をかけられずに悩んでいる方は手首をフルに使ってやってください!
まずは台に入れようとしない
これは考え方の話なのですが、新しいサーブを覚えようとするときは
まずは台に入らなくてもいいということを覚えておいてください。
台に入らなければいけないと考えると、置きにいってしまうので、結果として回転がかかりません!
もはや、しっかりと回転をかけられるようになるまでは台を使わずに床に対して打つのがおすすめです。
回転がかけられるようになるまで床に向かって打つ
↓
床でかけられたら、台を使って「入らなくてもいい」という意識で練習する
↓
台を使ってもかけられたらついに相手コートに入れることを意識する
という流れで練習すると誰でも下回転が出せるようになるでしょう!
おすすめ練習法:木べら練習
下回転を覚えるために私がおすすめする練習方法が、
木べら練習です。
木べら練習とは、
- ラバーが貼ってない状態のラケットを用意(木べら)
- そのラケットでサーブを出す
これだけです。
これをすると、
下回転がかからない人はいつも通り相手コートにボールが入ります。
しかし、本来下回転がかけられる人はボールが上もしくは後ろに飛んでいきます。
かかる人はラバー表面の引っ掛かりで前に飛ばしているのに、その引っ掛かりが無くなるため、
飛ばなくなるのです。
つまり、
木べらでサーブ練習をして、ラケットは前に振ってるのにボールは上or後ろに飛ぶ
という状況が作れれば、その感覚のままいつものラケットで打てば下回転がかかります!
ちなみにこちらは、石川朔さんが考案されたもので、それを実際に試してみて効果があったので紹介させていただいています。
木べらの代用
木べらのラケットで練習と言いましたが、
「ラバーを貼っていないラケットなんて都合よく持ってないよ」!という方は
このように粘着保護シートや、吸着保護シートを貼った状態でも大丈夫です!
要は表面の引っかかりを無くせば良いのです。
おわりに
今回は下回転サーブに対する考え方やかけ方などについて話してきました!
ここに書いたことを実践していただければ、必ず出来るようになります!
ただし、ここに書いたのは合理的な覚え方であって、近道ではありません!
そして、そんなものは存在しません!
結局、下回転サーブを覚えるにはかなりの時間を必要とするでしょう。
それでも、回転は卓球の根幹ですので、根気よく練習して是非習得して下さい!
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです!