今回は、大切なラバーをメンテナンスするアイテムについてお話しします。
ラバーのメンテナンス用品は、現在主流のものは大きく分けて2種類で、
ラバー保護フィルム
です。今回はこの中のラバークリーナーについてです。
ラバクリにどんな効果があるのか、結局するべきなのかについて詳しくお話ししていきます。
では本題です。
ラバークリーナーをする意味
そもそもラバークリーナーとは、ラバーの表面についているほこりやごみを取り除いて綺麗にするものです。
ほこりやごみがラバー表面についていると回転がかかりにくかったり、ラバーの寿命が縮んだりしますので、それを避けるためにあるものです!
また、ラバークリーナーはそのとき付いているほこりを取ってくれるだけでなく、
静電気によってそもそもほこりが付きにくいようにしてくれます!
1ラバーの寿命が長くなり、2ほこりを取り除いてくれて回転がかかりやすくなる
というメリットがあります。
クリーナーをするタイミングと使う上での注意点
次に、ラバークリーナーっていつすればいいの?と悩んでいる方がいると思います。
やるとすれば、毎練習後にしてあげてください!
練習前や試合前にしている方を見かけるのですが、ラバークリーナーの主な目的は
「ラバーの保護」なので、練習をしてラバーにほこりが付いている練習後にするようにしてください!
もちろん、練習後以外してはいけないというわけではないので、ラバーが汚れたという際は練習中でも使っても大丈夫です。
基本的には1日1回を目安に使ってもらえるといいと思います!
泡タイプとスプレータイプ[スプレータイプがおすすめ]
ラバークリーナーは、泡タイプとスプレータイプの2種類があります!
(左のような缶が泡タイプ、右のようないかにもスプレーなやつがスプレータイプです。)
一般的には泡タイプが主流です!
ただ、泡タイプは表ソフトや粒高に使えないという点に注意が必要です。
ですので、片面でも表ソフトや粒高を貼っている方はスプレータイプを選んでください!
ちなみに、泡タイプが人気の理由は、
「スプレータイプを裏ソフトに使うと性能が落ちる」という迷信があるからです。
実際にはスプレータイプを裏ソフトに使っても何の問題もありません!
私は昔スプレータイプばかり使っていましたが、何ら問題なく使えていましたよ!
一般に「スプレータイプは表ソフトや粒高用」という認識があるのですが、迷信です。裏ソフトでもスプレータイプで問題ありません。
使用方法
ラバークリーナーの使用方法です。
2,ピン球くらいかそれよりちょっと小さいくらいの泡をラバーに出す(スプレータイプなら大体2プッシュ)
3,スポンジで面全体に塗り広げる
4,乾くまで待つ
おすすめのクリーナーとスポンジ
クリーナー本体
ラバークリーナーは卓球メーカー各社が出しています。しかし、はっきり言って
どれでも変わりません!
各メーカーそれぞれいろいろなうたい文句をつけて売っていますが、正直なところ一緒です(笑)迷う必要はありません。
行ったショップにあるものや、ネット購入であれば安いものなど、お好みで選んでください。
選び方で一つだけ気にしたいのが、泡タイプとスプレータイプのどちらにするのかです。
片面でも表ソフトor粒高を貼っているという方は、迷わずスプレータイプを選んで下さい。裏裏の方はどちらでも大丈夫ですが、私個人的には上でも言ったようにスプレータイプがおすすめです。
スポンジ
クリーナーをラケット面に広げる際に使うスポンジですが、こちらもどれでもいいです。極端な話、専用のスポンジでなくても柔らかいものであればハンカチでも問題ありません。
ただ、卓球メーカーが売っているスポンジもそんなに高いものではありませんし、長く使えるものですので、そちらを買うことをおすすめします。
具体的には、クリーン・ケアというスポンジがおすすめです!
このスポンジには、抗菌作用があるため、臭いが出にくいです!
ラバークリーナーを吸うスポンジは時間がたつと臭い出します。
中学の卓球部ではもはやその匂いが代名詞みたいな。。
ですので、臭い対策をしっかりしているこのスポンジはとてもおすすめです!
上級者はクリーナーをしない?
余談ですが、クリーナーは卓球上級者になるにつれてしなくなる傾向があります。
実際に世界のトップ選手はほとんど使っていないようです。
なぜなら、彼らは寿命が来る前にすぐラバーを貼り変えちゃうからです。
トップ選手はメーカーと契約してラバーをもらっているので、ほとんど寿命なんて気にしなくてもいいのでしょう。
また、メーカーからラバーをもらっている人以外でも上手くなるにつれてやらなくなる風潮があります。
これは、「周りがやってないからやらない」という方もいますし、「意味ないと思うからやらない」などいろいろな理由を聞きます。
が、やるに越したことはありません。やりすぎはべたつきの原因となるのでまずいですが、練習後は出来ればやったほうが良いでしょう。実際に効果があるかは謎ですが。。
粘着ラバーにクリーナーは合わない?
少しマニアックな話になりますが、粘着ラバーにはクリーナーをしてはいけないという都市伝説的なものがありまして、これについて触れていきます。
結論から言うと、粘着ラバーにラバクリはしない方がベターです。
粘着ラバーにラバークリーナーをすると、ラバーの性能が少し変化します。ラバー表面が変にべたつきます。
粘着ラバーの表面が「ぺたぺた」で、ラバクリをすると「ベタベタ」になります(伝われ・・)
詳しく言うと、水分を含んだべたつきになり、打ったときにスリップすることが増えます。
粘着ラバーにはラバクリよりも「息を吹きかけて手で拭う」のほうが良いかと思います。
粘着ラバーのメンテナンス方法については手入れ次第で大きく性能が変わる粘着ラバーの正しい手入れ方法
に詳しくまとめているので、詳しくはそちらをご覧ください。
まとめ
ラバクリをする意味は
の2点です。
が、実際に寿命が延びるのか、ほこりが付きにくくなるのかについては謎です。
メーカーがそういっていますが、それ以上の根拠はありません。
なので実際にやる意味があるのかは謎なのですが、やって明らかなマイナスは無いので、できればやって損はないのかなと思います。
ただ、やりすぎはダメということと、粘着ラバーにはやらない方がベターという2点に注意です。
読んでいただき、ありがとうございました。関連記事もよろしければご覧ください。


コメント
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