[卓球]素振りの効果とする意味[お家で出来る練習メニュー]

強くなる練習リスト
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今回は、お家で出来る練習メニュー、素振りの効果についてお話ししていきます。

中学や高校で卓球部に入るとなんだかんだでやらされる素振り。
意味あるの?と思う方もいらっしゃるかと思います。

今回はそんな素振りの効果とやる意味についてお話しします。

また、今回の記事は完全な私見です。「私は素振りの効果についてこう思うよ」という話なので、一参考程度に見ていただけると幸いです。

素振りの効果

まず結論からお話しすると、私は素振りの効果は2種類あると思っていて、それが

1,筋トレ的効果
2,ラリー力向上

の2つです。

一つ目の筋トレ的効果については、初心者から上級者まで皆さんに期待できる効果ですが、二つ目のラリー力向上はある程度卓球を理解している中級者以上に効果が見込めるものです。ではそれぞれ詳しく見ていきます。

筋トレ的効果

筋トレとして素振りをするならフルスイングで限界まで

筋トレ的効果を期待するのであれば、フォアハンド100回!バックハンド100回!スマッシュ100回!みたいな回数制で行う、一般的な素振りで問題ありません。つまり、一般的な素振りでも無駄では無く、「筋トレ」としての意味はあります。

ただ注意点として、筋トレ効果を望むならばなるべくフルスイングで、限界まで行いましょう。先ほど100回と言いましたが、100回やれば良いのではありません。
「その人がフルスイングで出来るギリギリの回数」をやるようにしましょう。

素振り筋トレのメリット

ただ正直、それでも筋トレの効果が大きいかというとそういうわけではなく、単に筋肉を鍛えるなら、スクワットや体幹トレといった「ザ・筋トレ」を行う方が効果的なのは間違いないでしょう。

がしかし素振り筋トレにも大きなメリットがありまして、

素振りなら自分のフォームで使う部位を集中的に鍛えられる

ということです。

例えば「フォアハンドドライブ」や「バックハンド」などと言っても、実際のフォームは人それぞれなので、使う筋肉の部位も一人一人で異なります。

もちろん、「フォアドライブなら大体の人はこの部位を使ってるよ」みたいな大まかな枠組みはあるので、「フォアハンドを強化したいなら人は足や胸筋を鍛えるとたいていの人には効果的ですよ」みたいな

「たいていの人」向けのこと(一般論)は言えますが、それで実際にあなたのフォームで使っている筋肉を鍛えられているかは分かりません。

ちなみにその「たいていの人」向けの、一般に卓球にはこの筋トレ大事って言われてますよということは卓球が上手くなるのに効果的な筋トレは何か[優先順位ごとに解説]にまとめています。宜しければご覧ください。

半分余談ですが、特にバック系の技術は使う部位については、人によって差が結構出ます。私の意見としては背筋を使うのが最も威力が出て合理的だと考えているのですが、上手い人でも前腕だけ使うという人がいるのも事実です。そんな前腕だけでバックハンドを振る人が背筋を鍛えても効果は薄いのかなと思われます。

そんな問題を解決できるのが素振り筋トレで、素振りだったらその人それぞれが使っている部位を集中的に鍛えられます。皆さんそれぞれの卓球に必要な筋肉が確実に鍛えられるのが素振り筋トレです。

スクワットや腕立てといった筋トレももちろん絶対に効果はありますが。(むしろ鍛える目的ならそっちの方が効率的なのは間違いない)

卓球に必要な筋トレがしたいなら普通の筋トレと両方やる

まとめとしては、卓球が上手くなるために筋トレをするなら、

素振りで鍛える日と普通の筋トレで鍛える日とを分けて両方やってやるのが効果的

かなと思います。

例えば月、水、金は素振り、火は腕立て、木はスクワット、土は背筋、日曜は休養などという具合です。
*ここで一例を挙げましたが、具体的なメニューに関しては、「筋トレ メニュー 組み方」などで調べていただいて専門の方の意見を参考にされた方が良いかと思います。

本気で素振り筋トレをするならおもりを付けるかダンベルで

また、当然のことですが振れる範囲で重いラケットを使ったほうが筋トレとしての効果は見込めますので

筋トレ的な効果を重視するならラケットにおもりをつけたり、そもそも素振りをダンベルで行うなどした方が効果は見込めますね。

ラリー力向上

この効果を得るための前提

次にラリー力向上ですが、これは「こういうボールを打ったらこういうボールがこのコースに返ってくる」といった、一定の知識と「このボールに対してはこう打てば返せる」といったいわゆる感覚があることが前提の効果です。

ただただ素振りをするだけでは意味がない

ラリー力向上目的で素振りをするならフォアハンド100回!バックハンド100回!というようなただただ振る素振りをしてはいけません。

「このサーブをここに出して、ここにこう返ってくるからこう打って、するとこう返ってくるからそれをスマッシュ」といった、実際のラリーを想定した動きで素振りをするからこそ意味があります。

もちろんただ筋トレ的な効果を望むならばそんな素振りでも大丈夫です。

ラリー力向上の意味がある素振りの例

例えば、最も簡単な例で行くと
バックにロングサーブを出して、するとバック側に返ってくるだろうからそれを回り込んでスマッシュ」とかでしょうか。

もう少し複雑にすると、
フォア前に順横下回転を出してミドルあたりにツッツキが来るから、それを相手のバック側にループして、バック側に返ってきたブロックをストレート攻撃して・・・」

といった感じです。このように、実際の試合を想定した素振りを行うことでようやく意味があります。

もっと言うと、相手が打ってくるボールのスピードや回転量も想定して、それに合わせて振りましょう。

ここでは例を2つ挙げましたが、このメニューに関してはいくらでも作りようがあるでしょう。
他に例を出すと順横をバック前に出してクロスに返ってくるから・・・みたいに、自分のパターンを想定してその動きを練習すると良いですね。

このように、ただただ「フォア100回!」みたいな素振りよりも、実際のボールを想定して行う方が間違いなく効果的です。

おわりに

というわけで、素振りの効果についてはこんな感じです。

実際に台で打てるならそれに越したことはありませんが、中上級者でもイメージ次第で素振りでラリー系の練習は出来ます。

満足に練習が出来ないという方、家でも少しでも練習がしたいという方、是非参考になさってください。

というわけで以上です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。関連記事も宜しければご覧ください。

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