今回は、強くなる練習メニューについてお話していきます!
はじめに断っておきますが、今回説明するのは強くなる練習メニューであって
上手くなる練習メニューではありません!
つまり、試合で勝つということに焦点を絞った練習メニューになります!
試合で勝ちたい!という目標をもつ初中級者の方は、是非このメニューに取り組んでみてください!
卓球はうまいことと試合に勝つことは全く異なるスポーツです。
このあたりも解説しながら、強くなる練習メニューについてお話していきます!
強くなるために最も重要な練習
まず、試合で勝つために最も重要な練習を紹介します。
それはズバリ!
サーブ練習です!
試合で勝つということを目的とするのであれば、初中級者はひたすらにサーブ練習をしましょう!
*ここで言う初中級者とは、クラブチームなどで習っていない人で、かつ卓球歴4年以下くらいの方を想定しています。
サーブは、卓球において唯一相手が干渉できない技術です。
相手が卓球初心者であろうと、世界チャンピオンであろうと、自分のサーブが変わるということはありません!
卓球において唯一完全に自由に出来るのが、サーブです!
これを強化しない手はないでしょう!!
具体的にどのようなサーブを練習するか?というところは、ここでは書ききれないので省略させてもらいますが、
youtubeで 「卓球 サーブ」 などと調べると、いろいろなサーブが出てきます!
切り方なども紹介されているものが沢山ありますので、是非そちらを見てください!
実際にどれだけの時間をサーブ練習に当てるか?というのが問題になりますが、
欲を言うと練習時間の半分をサーブ練習に当てるくらいがいいです。
それほどにサーブ練習は重要です!
実際に、王子サーブで有名な王子卓球センターでは、練習の半分はサーブ練習にあてているようです。
ただ、実際に練習の半分もの時間をサーブ練習に当てるのは難しいと思いますので、そのあたりは部内で相談して決めましょう!
繰り返しになりますが、サーブ練習は多いほどいいです!
卓球が強い人と上手い人の違い
ここで、少し脱線して卓球が強い人と上手い人の違いについて書いていきます。
練習メニューのみを見たいという方は、読み飛ばしてください。
まず、卓球が強い人というのは、試合で勝てる人のことです。
当たり前のことですが、実はここをはき違えている人が多いです!
強い人というのは、必ずしもフォームがきれいではありません。
また、極端なことを言うと、ドライブが打てなくても強い人はいます!
ドライブなんて打てなくてもいいんです。
卓球の基本は相手コートにボールを入れることです。
相手コートに永遠にボールを入れ続ければ、絶対に勝てます。
必ずしもドライブやスマッシュで打ち抜かなければならないスポーツではありません!
それに対して、卓球が上手い人というのは、
例えば、ドライブが出来る、ラリーを100回続けられるといったように、技術単体が上手い人のことを言います。
いかにドライブが出来ても、相手にストップされて打てなければ意味がありません。
練習でラリーを100回続けられても、試合でその練習のボールが飛んでくることはほとんどありません。
あとは、ボールのスピードが速い人や、フォームがきれいな人。なども上手い人に属します。
卓球は、ボールのスピードがいかに速くても、フォームがきれいでも入らなければ相手のポイントです!
卓球はスピードガン競争でも、ホームラン競争でもありません(笑)
つまり、フォームが汚くても、ボールが遅くても、相手コートにボールが入り、相手が返しにくい球を打つ人を強い人と言います。
それに対し、フォームがきれいだったり、ボールが速いだけの人を上手い人と言います。
上級者は、フォームがきれいでボールが早くてかつ安定しているので、上手くて強い人ですね(笑)
ただし、我々一般人がそこを目指すには、圧倒的な練習量と優れた指導者が必要になります!
ですから、ただ強い人を目指して練習しようというのが、この記事の内容です!
ツッツキ、ブロック練習
強い人になるうえで重要な技術が、ツッツキとブロックです!
ツッツキとブロックがしっかりと出来れば、↑で紹介した「上手い人」に負けることはまずありません!
ツッツキとブロックというのは、比較的低リスクな技術ですが、それを強く打とうとする相手側は比較的難しいです。
つまり、ツッツキやブロックが上手いと、自分はローリスクで、相手にのみリスクを与えることが出来るのです!
ちなみに、このような勝つための卓球は何志文がとてもうまいです。
参考になる部分も多い選手ですので、是非彼のプレーをご覧ください!
練習方法
①相手に下回転サーブを出してもらい、それを相手のバックにツッツキ
②相手に回り込んでフォアでドライブしてもらい、それをブロックしてからオール
これが基本になります。
もし、練習相手が下回転サーブやドライブが出来ない練習環境なら、多球で行いましょう。
慣れてきたら、①のツッツキのコースをフォア側に変えてみてもいいでしょう。
*ここでの注意点は、ブロックの際にラケットを動かさないことです。
左右のコースを合わせて、あとは動かさない!ということを意識してください!
初中級者にありがちなブロックミスは、ブロックを速くしようとして押してしまうことです。
ブロックで重要なのは、相手コートに入れることです。
まずはブロックで安定して相手コートに入れられるようになりましょう。
チャンスボールを決める練習
最後に重要なのが、チャンスボールを決める練習です。
サーブ、ツッツキ、ブロックの三つを生かしてチャンスボールを生み出しても、それを決められないとさすがに勝てないので、この練習は必ず行いましょう!
この練習は多球で行います。
①送球者が練習者の頭くらいの高さのチャンスボールをひたすらに送る
②練習者はオールフォアで全部スマッシュする
以上です(笑)
送球者は、練習者がボールを打ったタイミングと同時に次のボールを送って下さい。すると、練習者が間に合うかぎりぎりのいいタイミングでボールを送れます!
おわりに
今回は、卓球が強くなるための練習メニューについてお話ししました。
今回の記事のまとめとしては、強い卓球をしたければ
サーブ、ツッツキ、ブロックでチャンスボールを生み出し、それをしっかりと決める
ということです。
もちろん、ドライブを打ってはいけないというわけではないので、その練習もしてもいいのですが、
試合で勝つための卓球をするには、サーブ、ツッツキ、ブロックがしっかりと出来ることが重要だということです。
この記事を読んだ皆さんは、是非上手い人ではなく強い人を目指してください!