今回は、ナックル系のボールに対する返し方についてお話していきます。
今回は、困っている人が多いであろうバックロングに来るナックルロングに対する返し方を解説します。
ナックルロングサーブは、レシーブ側からするとただ当てると落ちるし、それでいて速いという非常に取りづらいサーブですが,
簡単に返せる方法が無いわけではありません。
今回紹介する方法であれば、ナックルロングサーブを返せないということはほとんどありません。
*ただし、今回の方法はとにかく返すことに重点を置いているため、ある程度以上のレベルでは三球目強打されることが多くなります。
なので、実践でこの方法をとるには、そのあとのブロック、カウンター力が必要になります。
では、本題です。
バックロングに来るナックルへの対策
バックロングナックルの返し方(結論)
では、いきなりですがバックロングに来たナックルの返し方を具体的に説明します。
ここがこの記事の本題なので、忙しい方はこちらをご覧ください。
ずばり、ナックルロングサーブの返し方は
ラケット面を地面と垂直にしてバウンド直後を捉えて、少しだけ押す
です!
最も簡単なナックル対策は、これになります!
では、なぜこれがナックル対策になるのか、詳しく解説していきます!
ちょっと一言
今回紹介しているこの返し方は、安定した返し方であって、ベストではありません。
上級者レベルでこの返し方をしていると簡単に狙われるでしょうし、
そんなレベルではナックルロングに対してもドライブやスマッシュで振りぬいていくことが求められるでしょう。
今回紹介している返し方は、あくまでナックルロングに困っている人に向けた安定した返し方です。
出来る方は、ドライブでかけていくほうがもちろん良いことは間違いありません。
安定して返すために必須の考え方
まず、ナックルロングを安定して返すための考え方を紹介します。
まず前提として、バックへのナックルロングは非常に返しにくいサーブです。
これが大前提で、返しにくいサーブを強打しようなどとは、間違っても考えてはいけません。
まず考えなければならないのは、相手に3球目で決められない範囲で安定して返すことです。
つまり、レシーブを丁寧に繋いでおいて4球目から勝負をかけていくという考え方が大事になります。
そして、そのために意識すべきポイントが、
- 打球点をなるべく早くする
- なるべく低く返す
の2点です。
つまり、スピードや回転は必要ではないのです。
では、それぞれの解説です。
打球点をなるべく早くする
打球点をなるべく早くする理由は
相手のボールの威力を少しでも利用するためです。
これは、ネットミスを減らすための工夫です。
というのは、ナックルサーブをレシーブする際には、上回転や下回転と比べて飛距離が出ません。
上回転や下回転は当たると勝手に飛んでいくため、勝手に飛距離が出ます。
これは、相手の回転の力を借りて飛ばしているわけです。
しかし、ナックルのボールは反発しにくく、「ボトッ」と落ちやすくなります。
そこで、ナックルボールを上手く返すには相手のスピードの力を借りて飛ばす必要があります。
そして、スピードの力を借りるために最適な打球点がバウンド直後になります。
だから、バウンド直後を取ることによって飛距離が稼げ、ネットミスが減るのです。
なるべく低く返す(ラケット面を地面と垂直にする)
次にナックルロングをレシーブする際に重要なのが、この「なるべく低く返す」というポイントです。
これは当然のことですが、一発強打をされないためです。
ナックルロングを返したとしても、それがロビングのように高ければ叩かれておしまいですし、
一発で決められないためにはある程度低く返すことが求められます。
そして、そのために必要なのがラケット面を地面と垂直にすることです。
ナックルサーブのに対しては、だいたいは面を垂直にすることでちょうど良い角度になります。
ここで言うちょうど良い角度とは、
- 一発強打されない
- ネットミスのリスクが低い
という、重要な2点を満たしている角度です。
もちろん、若干の下回転がかかっている場合は面を気持ち上に向けるようにしますし、
上回転がかかっている場合には寝かせることもあります。
しかし、ほとんどかかっていないナックルサーブに対してはこの角度が鉄板の角度です!
そして、この角度で打つ方向だけ変えて、コースで相手を揺さぶってやりましょう。
バックロングのナックルサーブ対策まとめ
結論として、バックロングに来るナックルサーブへの対策は
- バックロングに来たナックルサーブはとりあえず安定して返すことを考えましょう。
- そのためには、ラケット面を地面と垂直にしてバウンド直後を少し押すのが最も簡単です。
- もし強打されるようであれば、色々なコースを混ぜて少しでも相手を揺さぶりましょう。
- そして、そのあとの戻りを速くし、4球目以降のブロックやカウンターで点を取りましょう。
といった感じです。
ナックルサーブが返せなくて困っている!という方は、是非試してみてください!
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