はいどうも!
今回は、ダブルスの基本戦術とサーブについてお話ししていきます。
なお、今回お話しするのは対戦相手が二人とも右利きの場合の基本戦術が中心です。
右左や左左のペアが相手の場合は少し変わってくるところもありますので、基本的に右右ペアが相手の場合に使える戦術だということをご理解ください。
基本戦術
相手のフォアに2連打からのバック
まず、ダブルスで昔から言われる基本的な戦術の一つがこれです。
相手のフォアを2連続で突き、その後にバックに送ります。
この際に「どの技術で」かは問題ではありません。つまいり、ツッツキでもドライブでもはたまたチキータからのドライブでもなんでも良いです。
重要なのは2連続でフォアに打ってから3本目をバックに打つことです。
2連続でフォアを突くことで、相手が右右ペアの場合に相手を重ねることが出来るのです。
重ねる。とは、相手2人ともがフォアもしくはバックのどちらかに固まっている状況を指します。
今回のフォアを2回突く方法だと、相手2人がフォアに固まる。ということです。
そして、フォアを2回突いたことによって相手がフォア側で重なっているところに、満を持してバック側に打つ。というわけです。
もちろん、相手ペアが100%重なるというわけではありません。これは基本戦術ですし、これを知っているペアは逆に重ならないように動きの練習をしていることでしょう。
しかし、実際にやってみるとフォア、フォア、バックまでしっかりいけた場合はかなりの確率で点になります。
ただし、相手のフォア側に送るわけですから、攻撃が飛んでくることは覚悟の上の戦術です。
そもそもブロックが苦手であれば、フォアを2回突いた時点でこちらがミスしてしまうことも多くなるでしょう。
実際上の使い方の一例としては
①相手のフォアに鋭くツッツキ→相手はループで返してくる
②ループしてきたのをフォアにブロックor安定重視のカウンター→相手はドライブしてくる
➂相手のドライブをバックにブロック
といった展開が考えられます(よく使います)
なので、これはブロックorカウンターが安定して出来る前提の展開となり、守備的な展開となります。
攻撃したいという方は次の「バックを2回突いてからのフォア」のほうが良いかと思います。
バックを2回突いてからのフォア
こちらは逆に攻撃的な展開で使われることが多いですね。
これはさっきの逆バージョンです。バックを2回突いてからフォアに送る。つまり、相手をバックに重ねて空いているフォアに打ち込むというものです。
実際上の使い方としては、
①バック側に鋭くツッツキorストップをする→相手はクロス(こちらのバック側)に返してくる
②回り込んでフォアorバックドライブでクロスに打つ→相手はどこかにブロックしてくる
➂相手のフォアに打ち込んでフィニッシュ
という展開がよく見られます。
もちろん、レシーブからストレートにチキータしてそこから。といった展開でも良いですよ。(チキータに自信ありなどの事情があるなら)
ダブルスのサーブ
サーブのコース
基本的に中央線側を狙う
次にダブルスのサーブですが、基本的に中央線側を狙うようにしましょう。
そもそもダブルスはコートのフォア半面にしか出せないと決まっています。
しかし、その中でどこに出すか。というコースは意識しましょう。
具体的には、中央線寄り(相手のミドル側)に出すのか、フォアサイドを切るように出すのかです。
まず、そのどちらでもない真ん中に出すのは出来ればやめましょう。
そこは、台上のストップ、ツッツキ、フリックのいずれにしても一番やりやすく、さらにサーブが出ちゃった場合は一番振りやすい場所です。
ここに出すメリットはほとんどありません。強いてあげるなら、サーブミスになりにくいというくらいです。
なので、基本的にはフォア半面のなかでもフォア寄りなのかミドルなのか、どちらかに出しましょう。
で、そのどちらが良いかというと、基本的にはサーブは中央線側(ミドル)を狙うと良いです。
ショートサーブにせよロングサーブにせよ、基本はここが最も有効です。
9割の人はミドル前のほうが難しいはずです。体の構造上力が伝わりにくいですから。
ただ、普通に出すよりは比較的サーブミスになりやすい。という問題はあります。
なので、難しいかたはそこまで際どいコースを狙えとは言いません。
いつもよりも少しだけミドル側に打つ意識を持ってください。
少しでも良いんです。そこまで難しいことではないはずです。
これは今すぐにでもできることですし、是非すぐに取り入れてみてください。本当に効きます。
たまにはフォアサイドを切るサーブもあり
また、たまには逆に思い切りフォアサイドを切るのもありですね。
フォアサイドを切って台から出るので、基本的にドライブされることになりますが、その前提で狙うのはありです。
つまり、3球目カウンター狙いで出すということです。
フォアサイドを切ったサーブを出されたらどこに返しますか?
だいたい人がフォア3分の2に返すと思います。
これを利用して、クロスにドライブが来るの待ちで3球目カウンターという戦術です。
このサーブは読まれていると逆を突いてストレートに打たれたりもするので、使うタイミングや頻度は考えなければなりませんが
基本的には中央線側に出しておいて、アクセントとしてこのサーブを使うのは非常に効果的です。
ダブルスで横回転系のサーブはあり?[ありです]
次にそもそもサーブで何回転をだすか。という話で、これに関しては議論があるところですが、
私は複雑な回転(横系が入っている)もありだと思います。
議論があるというのは
・ダブルスでも横回転系も積極的に使うべき
という大きく分けて2種類の考え方があるということです。
どちらの意見も考えられますし、そのペアによってもどちらが良いかは変わるとは思いますが、私の意見としては横系も使うべきと考えています。
シンプルなサーブ推しの人の意見として、ペアが3球目を打ちづらいというものがあります。
たしかに、横を入れるとペアが打ちにくいというのは一理ありますし、ぶっつけ本番ではじめて組むペアなどでは極力横は使うべきではないと思います。
しかし逆に、いつも組んでいるペアでやるなら、その展開を練習すればよくないですか?
具体的には、そのサーブを出すと何が返ってくるかを想定して、そのボールを打てるようにしてしまえば良いんです。
例えば切れた順横下を短く出せば、ミドル~フォアにツッツキで返ってくるでしょう。
単純にそれを練習してしまえばよくないですか?
もちろん、サーブが違う以上そのレシーブはいつもペアの人がシングルで打っているボールとは質が変わってくるでしょう。
しかし、練習する機会があるならそのボールからの展開を練習してしまいましょう。それで解決です。
ナックルや下といった縦回転だけを出すべきという人の言い分は、縦回転は人によって差があまり出ないから、ペアにとってもいつもと同じようなレシーブが返ってきてやりやすい。というものです。
確かに、初めて組むペアでいきなりの試合などであればその方がよいかもしれません。が、いつも組んでいるペアなら、そのボールを練習して3球目を打てるようになればいいじゃないですか。
まぁ実際には、3球目を打つ人の「対応力」次第みたいなところもあります。器用に合わせてくれる人なら横系あっても積極的にサーブで点を狙いに行った方が良いでしょうし、ペアが強くても不器用で複雑な回転が入るとミスが増えるという人の場合は縦系の方が良いでしょう。
つまり、結論としては
という感じです。
まとめ
今回は、ダブルスの基本的な戦術とサーブを聞かせるコツについてお話ししました。
特に、サーブは中央線側を狙え。というのは今すぐに出来てとても効く方法です。
これだけでも使っていただけると一段階上にいけると思います!
今回紹介した内容であなたが一つでも多く勝てるようになれば嬉しいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
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