今回は、ヤサカのラクザXソフトについてお話ししていきます。
ラバーの説明するっていいながらいきなりラーメンの画像で失礼します。
というのはこのラバー、来来亭のラーメンみたいなやつなんです。
来来亭のラーメンが嫌いという人はまずいませんよね?ラーメンのなかで特別ギトギトしているわけでもなく、あっさりしているわけでもない。
八方美人、80点の出来、みんな大好き。
100か0ではなく、誰が食べても80点を出すラーメン。
ラクザXソフトはそんなラバーです。
とにかく万能
ラクザXソフトの性能を一言で表すなら、とにかく万能です。
誰が言っても楽しい。どんなメンバーで行っても楽しいユニバ。
ラクザXソフトは、そんな誰にでも好かれる優等生野郎です。
成績で言うとオール4に3と5が数個あるくらい。
優秀ですよ。特別ではないけども。
まじめに卓球の技術で言うと、ドライブ、ミートもちろん両方できるし、弧線は高くも低くもない。スピード、スピンのどちらに寄ることもなく両方文句なし。硬さはソフトという割にはちょっと硬く、体感で45度くらい。
尖ってないが故の安定感はすごい
ここからまじめに・・・
まず基本情報です。
定価:\5200+税
硬度:40~45
その他性能を表にするとこんな感じ。
スピード:★★★☆☆
回転 :★★★★☆
硬さ :★★★☆☆
安定感 :★★★★★
スピード、回転に関しては本当に普通。定価が5000円くらいの同じ価格帯で考えると、本当に真ん中。
どちらかというと回転寄りのラバーではあります。ただ、極端に回転に寄ってるというわけではなく、あくまでどちらかと言えば回転というレベルです。
ただ、柔らかめ故にかけやすさという面では優秀なので★は4つにしました。
ただ、もっとハイエンドモデルの、つまりもっと高価格のラバーを使っている人からすると、スピードスピン共に物足りないと感じるでしょう。
次に硬さですが、体感で45度くらいですかね。ソフトを謳うラバーの中では硬めで、ぶにゃぶにゃに柔らかいわけではありません。
なので、柔らかめが好きな方であれば男子のフォアでも十分使えるくらいの硬さです。
ただしこのラバー、1枚1枚の硬さにムラがあります。これについては後述します。
安定感はすごい
このラバーは何度も言うように、特徴が少ないラバーです。
尖ったところがなく、丸い性能のラバーです。が、故に安定感はすごいです。
ある意味、安定性に特化したテンションラバーともいえるかもしれません。
柔らかいため、ドライブにせよミート系にせよ、ある程度勝手に回転がかかって入ってくれます。
また、相手の回転の影響を受けやすいということもないので、レシーブ、ブロックも苦になりません。
何をするにしても安定するラバーですね。
初中級者のバック面で、バックドライブを覚えたいという方なんかはとても良いラバーだと思います。
注意:硬度にムラがある
ラクザXとXソフトどちらにも言えることなのですが、ラバー1枚ごとの硬さのばらつきが割と大きいです!
ラバーは天然の素材から作られるゴムなので個体差が出るのは当然のことなのですが、他のラバーと比べて個体差が割と広いです。
表記上で見ても、ラクザXソフトが40~45度、ラクザXが45~50度となっており、5度も違えばもはや別のラバーです!
逆に言うと、Xソフトの一番硬いのとXは全く同じということですしね。違うラバーのはずなのに。
ラバーを替えたら同じもののはずなのに感覚が違う!ということは起こり得ます。
*私自身の話になりますが、ラクザXを貼っていてよかったからもう一回と貼り替えると硬くて使えないということがありました。
なるべく同じ硬さのものを手に入れるためには、ラバーの重さを量ってみましょう。
基本的に重いものは硬く、軽いものは柔らかくなっています。買うときに量っておいて、次買うときに同じor近い重さのものを買えば近いものは手に入ります。
まとめ
ラクザXソフトは本当に万能になんでも安定してできるラバーです。
個人的には、バックが苦手な人がバックに貼るととても良いと思います。
バックドライブの練習としても良いですし、ブロック、ツッツキなどの小技もやりやすいので技術の習得を邪魔しません。
また、硬さ的にはフォアでも十分いける硬さなので、逆にフォアが苦手という方はフォアに貼るとフォアに安定感が出るでしょう。
とにかく安定させたい場合や技術の習得に非常に良い1枚です。初中級者の方は両面に貼っても良いような、バランスの良いラバーです。
中学生にどれがおすすめ?と聞かれれば、とりあえずこれをおすすめしておけば間違いないですね。
もちろん、貼るかどうかはあなた次第ですが。
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