今回は、木星2ブルースポンジのレビューをしていきます。
基本情報
WRMのぐっちいさんが実際に使用中ということで人気?のラバーですね。
部類的には、粘着テンションラバーで、粘着とテンションの良いとこどりを目指したラバーになります。
価格
価格は、定価が決まっていないのですが、WRMで直接、あるいは楽天市場で買って、3000~4000円くらいです。
硬さ
スポンジの硬さは、39度と36度のどちらかを選ぶことが出来ます。
これは中国表記の硬度なので、よく見るドイツ硬度(47.5度とか)に直すには、+10をしましょう。
つまり、49度or46度ですね。
硬めのラバーになっています。
性能[回転〇スピード△]
次に性能面です。
性能を星5段階で表すとこんな感じです。
回転 :★★★★☆
スピード :★★★☆☆
打球感(硬さ):★★★☆☆
くせ玉 :★★★★☆
まず、値段の割にかなり良い商品です。4000円以内で買えるということを考えると、良い性能だと思います。
逆に言うと、テナジーのような超高性能高価格ラバーと比べると、性能は見劣りします。もっとも、この価格でテナジーを越えるようなラバーが出るわけがないですが。
では、それぞれ見ていきましょう!
回転[良]
粘着ラバー肝心の回転ですが、かなり良いです。
テンションラバーとの良いとこどりをしようとするあまりここがダメになって使い物にならない粘着ラバーが良くありますが、このラバーは大丈夫です。
★4.5個があれば4.5個付けたかったです。ただ、キョウヒョウneo3などのカチカチ粘着と比べると多少は劣るので、4個にしておきました。
Maxの回転量と回転のかけやすさに分けて考えると、回転量は★4.5個です。
キョウヒョウ一歩手前くらいかかります。ループしたときの回転量は十分粘着ラバーらしさが出ています。
かけやすさという面では、粘着の中ではかなりかけやすいけどテンションと比べると多少かけにくいという感じです。
キョウヒョウと比べればかなりかけやすくなっていますし、雑スイングでもかかってくれます。
逆に、柔らかいテンションなどと比べると普通にかけにくいですね。
それこそ、粘着とテンションのちょうど真ん中という感じです。
スピード[粘着の割には良]
これまた、粘着とテンションの間です。
キョウヒョウと比べればスピードは出るし、テンションと比べれば出ません。
粘着とテンションの間で少し粘着寄りというイメージです。
とはいえ、前陣では十分くらいのスピードは出てくれます。
打球感[表示硬度よりは柔らかい]
打球感ですが、39度という割には柔らかいです。
39度というと、紅双喜のキョウヒョウneo3と同じですが、それと比べるとかなり柔らかいですね。
ドイツ硬度で言うと、47.5度のラバーくらいの硬さです。
一般層ではフォアにちょうど良いくらいの硬さで、個人的には好感触でした。
くせ玉
これも粘着ユーザーのなかでは重要なポイントだと思います。
これまた、キョウヒョウほどではないが出るという感じです。
しっかり引っかけてループすれば粘着らしい遅くて回転のかかったボールは出ます。
しかし、ミートのときのナックルを求めている方からすると少し残念に思うかもしれません。
先ほども書いた通り、キョウヒョウよりは柔らかめのラバーなので、ブロックでもある程度食い込んで回転がかかります。
もちろんナックルも全くでないというわけではなく、意識的にナックルにしようとすれば簡単に出せます。
ただ、「キョウヒョウなどのカチカチ粘着と比べて」という視点で行くと、ナックルには期待できないです。
あくまで、テンションと比べればくせ玉はかなり出しやすいです。キョウヒョウと比べると物足りないという程度です。
木星2ブルースポンジを使う際の注意点
次に、木星2ブルーを使う際の注意点、というより、知っておいてほしい点を書いておきます。
木星2の注意点というよりは、粘着ラバー全部に言えることなのですが、ここで書いておきます。
粘着ラバーを初めて使う。という方は特に注意してください。
また、詳しくは粘着ラバーの特徴と特大注意点[おすすめの粘着ラバーも紹介]

替えて初日は全然弾まない
まず、替えてすぐは本当に弾みません。
「替えて初日は」といいましたが、打つ時間などによっては数日弾まないこともあります。
これは、開けてすぐの粘着ラバーは必要以上に粘着が強いことが原因です。
粘着ラバーは開けた時が最も粘着力が強く、打っているうちに自然と取れていきます。
この、自然と粘着が取れてからが粘着ラバーの本領です。
替えてすぐはマジで弾みません。そういうものです。
なので、初めて粘着ラバーを使うという方は、自分に合わないと感じても1週間は使ってあげてください。
1週間もすれば最初よりはかなり弾むようになります。それでも合わないとなれば替えても良いと思います。
しかし、1週間で構いません。ダメだと思っても使ってあげてください。貼ってすぐは極端に弾まないのが粘着なので。
木星2ブルーは使いやすいと言ってもあくまで粘着
ここまでも書いてきたように、木星2ブルースポンジは、粘着ラバーの中では比較的使いやすいラバーです。
が、あくまで「粘着ラバーの中で」です。
テンションラバーと比べると、飛ばない、かかりにくいラバーなので、使いにくいです。
なので、卓球初心者におすすめ出来るラバーでは決してありません。
キョウヒョウが中上級者以上向けだとしたら、木星は中級者以上向けです。
勝手な基準ですが、中学生で部活を始めたとして、中3くらいまでは使わないのが無難かなと思います。
もちろん、しっかり振れるという方は中1や中2でも使ってもらってよいのですが、あくまで粘着ラバーなので、一定の技術とパワーがないと使い物になりません。
この点はご注意ください。
まとめ
木星2ブルーは、粘着ラバーとテンションラバーのちょうど中間のようなラバーです。
テンションに寄りすぎて粘着らしさが無くなっているということもないですし、逆にキョウヒョウほど扱いが難しくもありません。
なので、テンションから粘着に移行するラバーとしては最適だと思いますし、キョウヒョウなどの粘着を使っていて少し弾みが欲しいという方にも良いラバーです。
飛ばないが故のおさまりの良さというものもありますし、使える人が使えば安定感の素晴らしいラバーであることは間違いありません!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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