COPPA X2(コッパX2)レビュー[ミート〇台上×]

コッパX2の画像 用具レビュー
記事内に広告が含まれています。

2020年全日本男子シングルスベスト16の岡田選手が使用で話題沸騰!?

のコッパX2のレビューをしていきます!

コッパX2の画像

 

冒頭にも書きましたが、このラバーは全日本選手権ベスト16の岡田選手(岡谷市役所)がバック面に使用しているラバーになります。

といってもこの記事をご覧の方の多くはそんなことはご存知でしょうが。

 

今回はそんな注目?ラバー、コッパX2の性能について書いていきます。

ちなみに今回は赤のを使用です。特厚ではございません。

コッパX2概要

ではまず、コッパX2の概要からです。

硬度:42.5

定価:オープンプライス

実売価格:3600~4200円程度

メーカーのラバー説明文

『コッパ X2』は攻撃プレーヤーから積極的なオールラウンドプレーヤーの求めるスピードとスピンにおいて、最高のバランスを提案します。台に近い前陣でのスマッシュ、中陣から回転のかかったドライブ、そしてサーブの回転量の多さ、アグレッシブに攻めるレシーブの鋭さ、全ての技術に『コッパ X2』はワンランク上の鋭さを放ちます。

 

コッパX2の外観、重さ

コッパX2外観

こちらがコッパX2のトップシートとスポンジです。

コッパX2のトップシートの画像コッパX2のスポンジの画像

 

シート・・・

綺麗じゃないですか?

曇り系ではなくクリアな感じのシート。粒が少し浮き出て見える感じ。他のラバーだとファスタークS1に近いですね。

シートのクリアな色だけでいうとG1とかスーパーヴェンタスなんかとも似ているかも。

 

スポンジ・・・

少し逆反り*してますね。スピード系テンションとかだとちょくちょくあるかな。

*逆反り

ラバーがスポンジ側に丸まって(反って)いる状態。

一般的にはあまり性能がよくないと言われることが多い。補助剤を塗ったラバーはシート側に反っており、それが「高性能」と言われるため、その逆は「低性能」と考えられるからだと思われる。とはいえ、逆反りしているからといって即性能が悪いラバーというわけではない。

一度ラケットに貼ってから剥がした古いラバーなどに起こりやすい。

コッパX2の重さ

次に重量です。これは、「今回使用したコッパX2は」という前提です。ラバーは一枚一枚違うので誤差は生じます。

ちなみに使用ラケットはカルテットAFCでブレードサイズは157×150mm(一般的なブレードの大きさ)

 

パッケージ込み:87g

ラバーのみカット前:58g

ラバーのみカット後:41g

 

まずパッケージ込みの重量は87g

パッケージ込みの重さ87g

 

こちらがカット前の重さ。

ラバーのみカット前の重さ58g

 

こちらがコッパX2を貼る前のラケットと貼った後のラケットの重さ

貼る前のラケット貼った後のラケット

差し引いてカット後ラバーが41g!(接着剤含む)

 

・・・軽い!!!

まぁ柔らかいラバーなので当然ではあるのですが軽いです。

厚さが厚だということも影響はしていると思いますが、厚さって重さに大きくは影響しないのでそもそもかなり軽いラバーなのは間違いありません。

 

岡田選手がテナジーではなくコッパを使う理由

全日本選手権ベスト16と文句なしに日本トップレベルの実力を持つ岡田選手ですが、バック面にコッパを使う理由についてlili pingpongさんの動画で語ってくださっています。

 

まとめると、「回転をかけないことが出来、かつ飛ぶから」とのことです。

テナジーは良くも悪くも回転がオートマチックにかかります。というより、テナジー最強の所以はそこだと思います。

が、岡田選手はそれをよく思わないそうで・・・

バックは自分でかける、かけないの選択をしたいそうです。

回転をかけるときはかける、かけないときはかけないとメリハリをつけて相手が取りづらいようにすることが目的のようです。

そう考えたときに、テナジーではなくドイツ製ラバーの柔らかいもの

 

そして柔らかいラバーを沢山試した中でしっかり飛んでくれるラバーがこのコッパX2だったらしいです。

 

 

コッパX2レビュー

さてここから性能のレビューです。まずまとめから入ります。

 

コッパX2は基本的に、一般的な柔らかいスピード重視のラバーと考えていただいて間違いありません。

他のラバーでいうと、ファスタークS1やプラクソン400なんかと似ていますね。

基本的にはそれらと同じような性能です。つまり、スピード系テンションと呼ばれるラバーに近いです。

ミートがとてもやりやすくて回転もかけやすいけど回転量は多くない。というラバーです。

 

ではそれらと何が違うかというと、スピード系テンションと比べれば、まだ回転がかかるという点です。

スピード系テンション寄りのスピード系テンションとスピン系テンションの間とでも言いましょうか。何やらややこしくなりましたが(笑)

 

つまり、1がスピード系、10がスピン系として10段階で表すと3~4くらいです。

 

ではここからは、コッパX2を使って特にやりやすかった技術、反対にやりにくかった技術を挙げます。

ブロック、ミート◎

まず、コッパX2が適している、やりやすい技術です。

ブロック、ミート!かなり良いです。

スピード感、安定感共に良いです。

ただ当てただけでもそれなりのスピードで行くため、ブロックが自然と速くなります。

しかも、回転性能が低い分回転の影響を食らいにくく、さらにそもそも弧線が低いため低く鋭いブロックになります

 

また、スマッシュも素晴らしいです。

こちらも回転の影響を受けにくいのが幸いして、多少は相手の回転を無視して叩けちゃいますね。

ただ、意図して打たないとナックルにはならないのでそこは注意。

 

まぁこれらは単純に柔らかいラバーの特徴とも言えますし、コッパ独自の特徴ではないかなとは思いますが。

ツッツキ、ストップ△

浮く!!!

ツッツキとストップといった台上がかなり浮きやすいです。

まぁこれもコッパX2が。というより柔らかいラバーが。なのですが、特にコッパX2は浮く!

 

今まで柔らかいラバーを使っても台上が浮くと感じることはまず無く、他の方の「柔らかいラバーはツッツキが浮く」という意見に「なんじゃそれ」くらいに思っていたのですが、ついに感じるときが来ました(笑)

 

いやー浮きますね。

というよりオーバーしますね。いつもの低いツッツキの感覚打ってるのにオーバー、とりあえずツッツキでいれとけーーと思ってオーバー。

ということが増えました。

私はバックのストップ、ツッツキは結構重視するので本職ラバーとしては選びづらいです・・・

 

ただ、回転がかけにくいというわけではないので全員がこれが問題になるというわけではないでしょう。

まとめ

 

コッパX2は一般的な柔らかいスピード重視のラバーです。

スピード系テンション+回転というイメージが一番近いかなと思います。

 

その通り、スピードに関しては申し分ないですし、ドライブで回転がかからないというわけではありません。

カウンターのドライブなんかも普通に出来ます。

なので、

  • ブロックマンの方
  • スマッシュなどミート系打法が多いがドライブもしたいという方
  • オールフォアの方のバック面
  • 今スピード系テンションを使っていて少し回転が欲しいという方

などには非常におすすめです。

 

 

以上、コッパX2レビューでした! 関連記事も是非ご覧ください!

 

関連記事

硬いけど軽い、たった46gのラバー[ファスタークG1レビュー]
この何年も売り上げ一位を記録しているファスタークG1のすごさについて解説します。 ラバー売り上げランキングみたいなのを見るとだいたい一位におるラバーですね(笑) しかしG1は、人によって評価が大きく異なるラバーになっています。 某youtu...
安いテナジーを買いたい方はこちら![ポストテナジー]
今回は、廉価版テナジー、つまり、テナジーにとにかく似たラバーについてです。 以前はポストテナジーと言ってもほとんど別物のラバーが多かったのですが、ここ数年、テナジーにかなり近いラバーが発売されるようになりました! 今回は、そんなポストテナジ...
JOOLAのリズムテックのレビュー[柔らかいラバーの神様]
今回は、JOOLAのリズムテックをレビューしていきます。 いきなりですがこのラバー、個人的に最高のラバーだと思っています。単純に、私が今まで使ったラバーの中で最も良いと思ったラバーです。 特にバック面は、本気で勝ちにこだわるなら間違いなくこ...

 

タイトルとURLをコピーしました