今回は、中級者に大人気のラバー、ロゼナのレビューをしていきます!
初中級者向けという謳い文句で販売されているのがこのロゼナです。
そして、スポンジにテナジーと同じもの(硬度は違う)が採用されており、廉価版テナジーとも言われています。
しかし、ネットのレビューを見ていると、ゴミ!と言っている人もいれば神ラバー!と言っている人もいて、よくわからなくなっている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな極端なレビューの違いは、どこから来るのでしょうか?
そんな疑問を解消するべく、今回は
どんな人におすすめなのか、そしてどんな人にとってはゴミラバーなのか。を中心に、
ロゼナの性能を徹底解説していきます!
では、本題に入っていきます!
結論
まず、とにかく結論だけ知りたい!という方のために、いきなりですが結論を書いていきます!
ロゼナは、
インパクトが強くはない(弱い~普通の)人が使うと廉価版テナジー(回転量、スピードを素直に落としたテナジー)で、
ラバーにとにかく回転とスピードを求めるような、インパクトの強い人にはごみラバー
です!(筆者やその周りの人はこうだった。という一意見にすぎませんが)
同じラバーなのに、レビューに極端な差が出るのはここから来ているのではないかと考えます。
では、このように考えた理由を書いていきます。
(こうなった理由を長々と書くだけなので、そんなもの読みたくないという方はロゼナ レビューまで読み飛ばしてください。)
この結論に至った理由
まず、そもそもテナジーが良いとされている理由から考えていきます。
テナジーが良いとされる理由は、
- 他のラバーよりも回転量の最大値が多いから
- 回転が勝手にかかるので他のラバーよりも安定するから
のどちらかでしょう。
そして、テナジー使用者が欲している性能も、この二つのどちらかであると考えられます。
そして、この1を求めている人にとってはロゼナは廉価版テナジーとはなり得ずごみラバーと化し、2を求めている人にとってはロゼナは廉価版テナジーであるという結論に至りました。
これは、以下のようなエピソードからです。
普段テナジー使っている、とある友人はロゼナをゴミと言っていました(笑)
その人は普段、フォア面にテナジー05、バック面にテナジー80を使っているのですが、
この人は、両ハンド共にパワーがすさまじいプレーヤーです。
普段テナジーを使っている理由は、しっかりと振った時にえげつない回転がかかるから。らしいです。
ここで、この人は「テナジーの回転量の最大値に魅力を感じ、テナジーを使っている」ということが分かります。
それに対し、普段両面テナジー80を使っている、とある友人2はロゼナは廉価版テナジーだと言っていました。
この人は、パワーで押していくタイプではなく、ラリーの安定感やコース取りなどで点を取るタイプです。
そして、この人に普段テナジーを使っている理由を聞いたところ、「勝手に回転がかかって安定するから。」と言っていました。
つまりこの人は、テナジーの「勝手に回転がかかるというところに魅力を感じている」ということが言えます。
長々と書きましたが、まとめると、ロゼナは
ラバーに回転量の最大値が高いことを求める人にとってはごみラバーで、
勝手に回転がかかることを求めている人にとっては廉価版テナジー
であるということです。
ロゼナ レビュー
では、詳しいロゼナのレビューに入っていきます!
まず、ロゼナの基本スペックを星5段階の評価で見てみましょう。
総合評価 ★★★☆☆
スピード ★★★★☆
回転(かけやすさ)★★★★★
回転(最大値) ★★☆☆☆
飛距離 ★★★☆☆
寿命 ★☆☆☆☆
ボールのスピードは、弱いインパクトで打った時でも全体的に速めになります。これは、バックミートなどでは嬉しいポイントですね!
また、ロゼナは回転のかけやすさがピカイチです! ロゼナが!というより、スプリングスポンジを使ったラバー全般そうですが、ある程度の回転が勝手にかかってくれます!上の章でも似たようなことを書きましたが、ここはテナジーの性能を受け継いでますね!
しかし、回転量の最大値は低めです。全くかからないというわけではありませんが、現代の他のラバー(ファスターク、ラクザなど)と比べると回転量の最大値では勝てません。
飛距離に関してはコメントしづらいくらい普通です(笑)飛びすぎてオーバーすることもなければ、飛ばなすぎるということもありません。
そして、ロゼナ最大の問題点が寿命です!
ロゼナの良いところ
まず、ロゼナが特別優れていると言えるところは、
- カウンター
- 重量
の2点です!
カウンター
まず、ロゼナの一番の良いところがカウンターです。
上の5段階の項目でいくと回転(かけやすさ)に当たるのがこれです。
ロゼナはテナジーのように勝手に回転がかかるため、雑に打ったり、体勢が崩れながら打っても相手コートでボールが沈んでくれます。
そのため、結果としてカウンターのボールがとても安定します。
余談ですが、私自身はロゼナを使って初めてカウンターの感覚がつかめました。
今はそれなりにカウンターが出来ますが、私の場合それはロゼナのおかげと言っても過言ではありません。
重さ
また、もう一つのロゼナの良いところが重量が軽いところです。
ラケットサイズにカットして、一枚で42gくらいしかありません!(最大で5gくらい前後します)
これは最近のラバーの中ではかなり軽く、具体的にはラクザXやV15エキストラは一枚で50g前後です!
また、軽めと言われるファスタークG1でも47gくらいです。
そして、だいたいの適正重量を考えると一枚42gというのはかなりありがたい数値になっています!
ラケットの適正重量は、卓球ラケットおすすめの重さをご覧ください!

ロゼナの欠点
寿命
冒頭でも書いた通り、ロゼナの性能のレビューは人それぞれすぎて、なかなかにわかりにくいものがあります。
しかし!寿命に関してはほとんど全員が口を揃えて短いと言います!
ここは、テナジーの弱点をそのまま引き継いでしまっているようで、使っているとすぐにシートの引っ掛かりが落ちていきます。
普段ファスタークやV15を2か月くらい変えずに使っている人が、ロゼナの寿命は2週間と言っているのを聞いたこともあります(笑)
2週間はさすがに極端だと思いますが、他のラバーに比べてかなり劣化が早いことは間違いありません・・・
テナジーも寿命は短いので、普段テナジーを使っている人などからすればあまり気にならないのかもしれませんが、ここは非常に残念なポイントですね・・・
ボールがきれいになる、回転量が少ない
次に、性能的なロゼナの弱点として、回転量が少ないということがあります。
勝手にかかってくれるラバーではあるのですが、実際の回転量はあまり多くありません。
つまり、それなりに回転のかかったボールが安定して飛んでいくのです。
これは良いことと捉える人もいるとは思いますが、僕的にはあまり良いこととは思いません。
というのは、それなりの回転のボールは、相手にとって角度を合わせやすいということになるからです。
ボールが安定するというメリットはあるのですが、その反面相手にとっても取りやすいボールが出てしまいます。
まとめ
結論として、
ロゼナはフォアが上手い人のバック面や、バックが上手い人のフォア面におすすめのラバーになります。
重量が軽く安定するため、ロゼナを貼っている面はとにかく入れておいて、裏面のラバーでしっかり攻めるというのがおすすめとなります。
例えば、フォアに中国ラバーを使ってフットワークとフォアを主戦に戦う選手のバック面なんかにはかなりおすすめです。
この記事がラバー選びの参考になれば幸いです!
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