今回は、バタフライの新作ラバー、アイビスを打つ機会があったので、さわり程度ではありますが、レビューをしていきたいと思います!
今回は、友達が貼っていたのを15分程度打たせてもらっただけなので、基本スペック程度のレビューになります。ご了承ください。
では、本題に入ります!
結論:中途半端極まりないラバー
私個人の結論としては、このラバー誰向け?と言いたくなるラバーでした。
私が感じた性能を少し詳しく解説すると、こんな感じです。
スピード ★★★☆☆
回転(Max値) ★★★☆☆
回転(かけやすさ) ★★☆☆☆
硬さ ★★★★★
スピードは、粘着の割には速いですね。といっても、特別速いというわけでもなく、しっかりスイング出来たときは文句はないくらいのボールが出る。という程度です。
逆に、遅れてしっかりと振れなかったときにはそんなにスピードが出るわけではありません。
これは粘着らしいといえば粘着らしいですかね。
回転に関しては、正直がっかりです。
硬い粘着ラバーということで回転量のMax値には期待していたのですが、かからない・・・
他のテンションラバー(G1など)と比べても特別かかるわけではない。むしろ、個人的にはG1のほうが上・・・
他の粘着と比べると、明らかに下。
一応、かけやすさという点でいうと、キョウヒョウよりはかけやすいと思います。
「スプリングスポンジ」の開発技術を応用した硬めのスポンジ
タマス公式ホームページより
を採用しているようで、確かに、スプリングスポンジ特有の包み込むような打球感は多少なりとも残っていました。
それにより、硬さの割にはかけやすくなっているとは思います。
しかし、いかんせん硬すぎる!
硬さだけで言うと、キョウヒョウターボブルー一歩手前じゃないでしょうか。
それゆえ、そもそも硬いが故のかけにくさがあり、結局は特別かけやすいラバーでもありません。
硬ーーい粘着の中ではまだかけやすい方かな。というイメージです。
翔龍、キョウヒョウneo3との比較
次に、粘着ラバー、粘着テンションラバーの中で使用者が多いであろう2つのラバーと比較していきます。
回転(Max)
アイビス<翔龍<<キョウヒョウ
かかりません。翔龍よりかかりません。テンションラバーと考えても普通かやや平均より下くらいの回転量で、粘着と比べるとほんとにかかりません。
回転(かけやすさ)
キョウヒョウ<翔龍≦アイビス<<テンションラバー
上でも書きましたが、スプリングスポンジの応用技術?のおかげで粘着の割にはかけやすいです。
ただし、あくまで粘着の域です。テンションと比べるとかけにくい部類に入ります。
スピード
キョウヒョウ<アイビス<翔龍
粘着の割には良いは思いますが、最近はそういった粘着がそもそも増えており、その代表格の翔龍にはかないません。
なので、粘着の中でも特別飛ぶ!という位置づけではないですね。
打球感(右のほうが硬い)
翔龍<アイビス<キョウヒョウ
そもそものスポンジ硬度はアイビスが最も硬いのですが、これまたスプリングスポンジの応用技術のおかげで、硬度の割に打球感は柔らかいとおもいます。個人的にはキョウヒョウよりは柔らかいと感じました。
台上のおさまり(右のほうが止まる)
翔龍<<<アイビス<キョウヒョウ
これは良いですね!正直、個人的に本当に良いなと感じたメリットはここくらいです(笑)
これまでの翔龍などの粘着テンションは、弾みが強化された分台上がテンションラバーと同じように難しいものが多かったです。
しかし!アイビスは本当にしっかりと止まってくれます。これは粘着らしさがしっかりとでています!
強く打った時は割と弾んで、ストップがここまで止まるラバーは初めてです!
癖玉
アイビス<<翔龍<<キョウヒョウ
粘着ラバーユーザーが特に重視するのが、この癖玉が出るか。というポイントだと思いますが、
アイビスは出ない。本当に出ない。
そりゃあ、テナジーと比べれば出るかもしれませんが、これまたスプリングスポンジ応用版の影響で、きれいなボールで行ってしまう。
普段キョウヒョウを使っている僕からすると。という話ですが、癖玉は全く出ないと感じました。
まとめ
僕が感じたアイビスの性能まとめとしては、
- コテコテの粘着(キョウヒョウなど)と比べると飛ぶけど、他の弾みを売りにする粘着テンションほどは飛ばない
- 回転は微妙
- 台上は本当に良い
- 粘着らしい癖玉は出ない
といった感じです。
アイビスをおすすめするプレイヤー
誰におすすめかと言われると、正直あまり浮かびません。
テンションユーザーからすると硬すぎるという方が多いと思いますし、粘着ユーザーからすると回転量と癖玉が物足りない。
よく言えばその間を取っていてバランスが良いのかもしれませんが、結果としてテンションユーザー、粘着ユーザーどちらにも使いづらいものになっていると思います。
強いて言えば、昔の日ペンプレイヤーのようにオールフォアで打つけどテンションでは台上が止まらなくて悩んでいる。という方にはおすすめ出来るかもしれません。
キョウヒョウよりはショートもしやすいでしょうし、スピードが出すぎないため日ペンプレイヤーが得意なゆっくりしたラリーには持ち込みやすいと思います。
ただ、回転がそんなにかからずとてつもなく硬いため、粘着ラバーに移行する一枚目としては個人的には全くおすすめしません!
1枚目の粘着ラバーとしては、これよりも翔龍や木星2ブルーなどをおすすめしたいです!
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