卓球スクールに通っても強くはならないよって話

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この記事は、卓球のクラブチーム、いわゆる卓球スクールに通うことのデメリット?に関する話です。

一言でいうと、多くのクラブチームに対する苦言です*。

 

まず、クラブチームで習うデメリットは、お金のことだけではありません

クラブチームに行くとお金がかかりますし、もちろんそれもデメリットの一つですが、「今回は卓球が強くなる」上でのデメリットについてお話ししていきます。

 

クラブチームいってたという人の中で、「クラブチームいかん方が強くなっただろうなー」と思う人もいます。

クラブチームに入るかどうかを検討している方は、デメリットを鑑みたうえで入るかを今一度考えてみてください。

 

*ここではクラブチームのデメリットを挙げますが、すべてのクラブチームに当てはまる、すべてのクラブチームが悪いというわけではありません。一部は本当に素晴らしいクラブチームもありますし、そのようなチームに巡り合えたならここでいうデメリットは考えなくてもよくなります。ここでいうのは、多くの(8割以上だと思ってます)クラブチームに通うことはこんなデメリットがあるよという話です。

 

クラブチームは卓球が上手くなる場所

まず、多くのクラブチームが該当するデメリットがこれです。

卓球が強くなるのではなく、上手くなるだけのクラブチームが非常に多いです。

上手いと強いの違いは一言でいうと試合に勝てるかどうかです。

全てのクラブチームで、「フォアハンドの打ち方」とか「フォアドライブの打ち方」とか、技術が上手くなる方法については教えてくれます。まぁ当然と言えば当然です。

しかし一方で、それが試合のどういう場面で必要なのか、なぜその技術を習うのかを詳しく説明してくれるところは数少ないです。

 

これがクラブチームの大問題です。

まず、通っている側からすると「クラブチームで教えられることをやっていれば試合で勝てる」と考えるのは当然のことです。

そのために通っているんですから。

しかしながらそうはいきません。だって、多くのクラブチームは「上手く」することを目的にして、その先の「強く」なるところは生徒に丸投げするから。

 

習うのと自己流では順番が違う

もっと簡単に言うと、「クラブチームで習う」のと「自己流or部活の先輩から習う程度」では、順番が違います。

 

自己流でやっている人は、返せないボールが来る→どうやったら返せるか考えて、必要な技術を身に着ける。

という風に、その場その場で自分がレベルアップするのに必要な技術を身に着けようとします。

なので、試合で勝つために不必要な技術を身に着けることなんてありません。

 

一方クラブチームでは、まず技術を習う→それを試合で使えるときに使う

という風に、とりあえず技術を習って、それが試合で使えるかどうかは別問題。という場合が多いです。

例えば、中学生がクラブチームでチキータを教わって身に着けたとしましょう。そして、試合になって一本もショートサーブが来なかった。(中学生の試合だとショートサーブが無いなんてよくあることです)

こうなるとチキータの練習は無駄だったということになります。

もちろん、もっとプレーレベルが上がったらチキータが必要になることもあるでしょうし、そこを見据えて練習するのは、「上手くなる」という過程では正しいのかもしれません。

しかし、その時点で試合に勝つためには不要な技術であることは明確です。

 

このように、クラブチームでは「現在試合で勝つために不要な技術」を身につけさせられることが多いです。

そして、その練習時間を「現在試合で勝つために必要な技術」に全部当てている人と比べるとどうしても弱い。

自分はチキータも出来るし、相手は出来ないけど負けちゃったなんてことも良くある話です。

だって、チキータが勝つために必要なレベルなんて相当上のレベルですし、例えば中学生が地区大会で勝つためには絶対不要。

なのに、そんな技術を身に着けろと言われることがあるのがクラブチームです。

 

今回はチキータを例にしましたが、それ以外でも多く見受けられます。

 

クラブチームは、現在試合で勝つために必要なことを教えるのではなく、将来のために必要なことを教えるところが非常に多いです。

一つずつ積み重ねて強くなるのではなく、土台を無視してとにかく積み上げてしまって、土台は後から勝手に出来るでしょう。というのが多くのクラブチームの教え方です。

全国レベル以上を目指すのであればこの方法は効率的でしょうが、普通の大会で今よりも一つ二つ多く勝ちたいという方には絶対に向きません。

そういう方は、自分で勝つ方法を考えて実行、練習する方がはるかに効率的です。

 

クラブチームのメリット

ここまでディスリ続けましたが、もちろん良いところもあるのでそれを紹介します。

  • 全国以上を目指すならほぼ必須
  • 卓球の友達が増える
  • 上手い人と練習できる

まず、全国以上を目指すという方で、特別強豪校にいるわけではないという方にクラブチームは必須。

流石に、いかに頭をつかって効率的な練習、プレーをしても2倍以上の練習量、質があるであろうクラブチームで本気で上を目指している人にはなかなか勝てませんよ。

なので、全国以上を目指すのであれば、クラブチームの中でも選手コースに行くのは必須でしょう。

 

卓球の友達が増える

クラブチームは卓球が好きか少なくとも卓球をしている人が集まっていて、そんな友達が増えるのは良いですね。

同じ趣味を持った友達というだけでも良いことですし、試合会場で他校の友達としゃべるなんてのもまた良いですよ(笑)

 

また、そんな人たちと練習できるというのもメリットですね。

ほとんどの学校の部活よりはクラブチームの方がレベルは高いので、そんな中で練習できるというのはメリットですね。

 

メリットまとめ

クラブチームに行くメリットの多くは、教えてもらうことではありません。

そこに集まった上手い人同士が打つことによってさらに上手くなることです。

 

もちろん、教えるのが超絶上手いごく一握りのクラブチームにあたれば、教えてもらうということもメリットになるでしょうが、基本はそれ目的で行くとがっかりするでしょう。

 

より上手い人と打ちたい、卓球関連の友達を増やしたいといった目的なら良い場所だと思います。

 

 

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