バックドライブで威力を出すコツ
いきなりですが皆さんは、威力のあるバックドライブを打つことが出来るでしょうか?
この記事にたどり着いたということは、
威力が出なくてお悩みなのだと思います。
もちろんバックドライブで威力を出すのは難しいことですが、
私自身が意識をして威力が上がったと自信をもって言えるコツがあります!
そちらを解説しましたので、少々お付き合いください。
[結論] 背筋を使え!
威力のあるバックドライブを打つには、背筋を上手く使えるかどうかがカギになります。
なるべく大きな(強い)筋肉を使いたい→背筋
繰り返しになりますが、バックドライブを強く打つ際に必要な筋肉は背筋です。
というのは、なるべく力の強い、大きな筋肉を使って打ちたいからです。
小さな筋肉(例 前腕伸筋群)の力か、大きな筋肉(例 広背筋)の力では、
当然ですが大きな筋肉の力を使ったほうがより強いパワーが出ます。
例えばこんな感じ
例えば、あなたは久しぶりに卓球をした後に胸筋が筋肉痛になったことはありませんか?
あるならば、それはフォアハンドを上手く打てているからです。
というのも、フォアハンドの際に主に使う筋肉が胸筋なのです。
決して腕ではありません!
では、バックハンドではどうでしょうか。
フォアハンドで使う胸筋のちょうど裏側にある筋肉が、背筋です。
バックハンドは、フォアハンドとは逆の動きをするのですから、
逆にある筋肉(背筋)を使うのが基本になるでしょう。
また、バック(back)とは、英語ではもともと背中という意味です。
バックハンド強打の際に使うべき筋肉は背筋なのです!
背筋を使うための3つのコツ
しかし、これだけだと背筋を使うってどういうこと?
と思う方が多いと思います。
なので、ここからは実際に背筋を使えるようになるためのコツを紹介します。
コツその1:打つときに利き手側の肩甲骨が内側に動くように打つ(内旋)
背筋を使うために意識することはたった一つです。
ズバリ! 肩甲骨を内旋させる動作で打つ
具体的には、打つ際に利き手側の肩甲骨が内側に動くように打つのです。
俗に言う、肩甲骨打法の一種です。
コツその2:ボールのやや右上(利き手側)を捉える意識で打つ
まず、ここからのコツは、コツその1を実践している前提でのポイントになります。
コツその1を実践すると、一般的なスイングよりも
横方向(利き手方向)への力が強くなります。
なので、普通に打つと横に飛びやすく、オーバーミスが圧倒的に増えます。
そこで、ボールの利き手側を捉えることで、
右方向への力と左方向への力を拮抗させてまっすぐ飛ばす
というのが狙いです。
コツその3:虎ひしぎ(おまけ程度)
こちらは、一応試してみてもいいかな~くらいの感覚のものです。
それが、古武術で使われる虎ひしぎです。
一言で言うと、手の形を変えることで体幹を安定させる技術です。
やり方はこんな感じ
①手の甲を上にし、手のひらを開いた状態に
②次に親指を手の内側に絞るように回転させる
➂一方で人差し指はその反対方向へ回転。親指と人差し指の力が拮抗して、食い違う丸い輪のような形が出来たら準備OK
甲野義紀、甲野陽紀著 驚くほど日常生活を楽にする武術&身体術 より
結果として、指がこのような形になります。
これをすると、体幹が安定することで打球に力が乗る
という効果が考えられます。
私はこれをしてバックの威力が上がったような気が・・・
(プラシーボかもしれませんが)
卓球で応用するには、フリーハンドの形を変えてみるという感じでしょうか。
絶対に効果がある!とまでは言えませんが、
一度試してみてもいいのではないでしょうか。
まとめ
- バックハンドで威力を出したいのであれば、使うべき筋肉は背筋です。
- 背筋を使って打つためには、打つ際に肩甲骨が内側に寄るような意識で打ちましょう。
- しかし、この打ち方だとボールが右に飛んでいきやすいので、ボールの右上側を捉えて左に飛ばしてあげましょう。
- ちょい足しの技術として、虎ひしぎという技術があります。
バックハンドが苦手な方は是非一度試してみてください!