卓球中級者以上の失敗しないラケットの選び方[グリップは重要]

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今回お話しするのは、間違わない、失敗しないラケットの選び方についてです。

ラケット選び、誰しも失敗したくないですよね。

ラバーなら最悪失敗しても寿命が来れば貼り替えますし、まぁ最悪許せるかなと・・・

たいていの方は数年単位あるいは折れるまでずっと使うでしょうし、ラケット選びは失敗したくない!

今回は、そんなラケット選びの方法、重視すべき点についてお話しします。

 

ラケット選びで考える要素[結論]

まず、ラケットを選ぶ際に考えるべき要素についてお話しします。

つまり、選ぶときに何を気にすれば良いの?ということについてです。

選ぶ際に気にすべき点は大きく分けて4つあります。それが

  • グリップの形状
  • 板厚
  • 合板構成
  • (価格)

の4点です。

価格

価格に関しては、当然選ぶ際に重要な要素となりますが、特にお話しすることもないため()にしました。

ラケットを探す前にご自身であらかじめ〇〇円までなら出せる!という予算を決めて、その中でこれから話す要素について考えて選んでいただければと思います。

 

値段について一つだけ重要なことをお話しすると、

値段が高い=性能が高いというわけではない

ということです。

値段と性能は比例するわけではありません。

例えば、張継科ALCとビスカリアは全く同じブレードのラケットです。

違う点は、グリップのデザインとグリップの素材?くらいです

要は、性能は全く同じです。

ですが値段は

張継科ALC 19800円
ビスカリア 27500円

となっています。なぜか。ビスカリアの方が人気だからです。それだけです。
なぜ人気なのかというと、トップ選手がよく使っているからです。

本当にそれだけの理由で1万円近い差があるのです。つまり、この値段の違いは性能ではありません。いわゆるブランド力のようなものです。

もちろん、これを分かったうえで何かしらの理由があってビスカリアを選ぶという方を否定するつもりなんて毛頭ありませんが、

値段が高い=性能が良いラケットではない

ということは覚えておいてください。

ラケットの選び方

では、ここから具体的に選び方についてお話しします。

結論からいうと、

板厚≒グリップ>合板構成

の順に重視して選びましょう。ではなぜこの順番なのか、お話しします。

兎にも角にも板厚で性能は決まる

では、なぜ板厚が重要なのでしょうか。それはズバリ、板厚で性能の大部分が決まるからです。

Q,なぜ板厚を重視してラケットを選ぶべきなのか
A,板厚でラケットの性能は大方決まるから。

 

ラケットのブレードの性能が決まる要素はもちろん板厚以外にもたくさんあります。

  • 板厚
  • ブレードサイズ
  • 重量
  • 合板構成(5枚合板だとかアウター特殊素材入りだとか)
  • 使用素材(木材ラケットなのか特殊素材入りなのか。はたまたカーボンなのかファイバーなのかなど)

主に、この5点がラケットの性能を構成する要素だと言われています。

もちろん厳密にはこれらを組み合わせたような6つ目、7つ目の要素などもありますので一概には言えませんが、主にはこの5点です。

 

5点の要素があります。いろんな要素があります。

しかし、この中で最も性能に大きな影響を与えるのは板厚です。これは間違いありません。

 

なので、板厚が好みの厚さのラケットであれば、大きく失敗することはまずありません。

自分は板厚ラケットが好きなのか、あるいは板薄ラケットが好きなのか。

もっと言うと板厚は何ミリくらいが好きなのか。

これを把握して、その中で選べば大きく失敗することはありません。

板厚が変わるとどうなる?

板厚が違うことでどうなるのかということを超ざっくりと一言で解説すると、

板が厚い方が弾き(≒スピード)重視、板が薄い方がスピン(≒球持ち)重視です

具体的には、板が6.4mm以上くらいから板厚、5.9mm以下くらいから板薄と呼ばれる傾向にあります。
*これくらいからが厚め、これ以下が薄めですよという、あくまで目安です。

 

選び方の例

例えば「ラケットを変更してよりパワーアップしたい」

という方は今使っているラケットの板厚を調べて、それよりも回転をかけたいなら薄めのものに、弾きたいなら厚めのものに。単純に弾みが欲しいのなら同じような厚さで特殊素材入りのものに。

といった選び方をすると、大きく間違うことはありません。

 

もちろん、その他の4要素も絡んでのトータル性能なので、板厚だけで語れるものではありませんが、板厚を間違わなければ性能面での大きな失敗はありません

 

グリップ形状

ここまで、ブレードの性能は板厚を間違わなければ大きな問題は無いということをお話ししました。

では次に重視すべきは何でしょうか?

グリップです。

つまりしっかり握れるかどうかです。

「しっかり握る」を具体的に説明すると、「強く握れるかどうか」です。

つまり、

全力で力を込めて握ったときに握りやすいグリップ

があなたに合ったグリップです。

 

グリップが持ちやすいおすすめのラケット

では、具体的にどのラケットが持ちやすいか。

残念ながら人それぞれです。

言わずもがな、人の手というものは骨格、肉の付き方、豆の有無など、一人一人で形や大きさが異なるからです。

余談ですが、4スタンス理論という、現代注目されている最先端のスポーツ理論によると、人間はものの握り方が生まれた時点で2種類のタイプに分けられるようです。

なので、人がこれが握りやすい!と言っても他の人にとっては握りにくいなんてよくある話です。

 

結局何が言いたいかというと、ラケットは実際に握ってみて判断してくださいということです。

特に、握ってみて強く握ろうとすると極端にバックハンドグリップorフォアハンドグリップになるといったラケットは避けるべきでしょう。

 

ただ、握りやすいという人が多いラケットというものは存在します。

実際に握りやすいという人が多いラケットについてはこちらで紹介しています。

こちらでは具体的なラケット名なんかも紹介していますので、よろしければ参考にしてください。

グリップが握りやすいFLラケット5選[細いもの、太いもの別]
今回は、握りやすいシェークラケット5選を紹介します。 今回紹介するのは、フレアのラケットになります。ストレートやアナトミックはまた別の機会に書こうと思います。 ちなみにグリップの握りやすさって、卓球においてめちゃくちゃ大事ですよ。 少なくと...

合板構成

まずは板厚。次にグリップ。

ここまでを間違わなければ、大きく失敗するということはまずありません。

その中で、次の要素です。

ようやく合板構成について考えましょう。

つまり、5枚合板なのか、7枚合板なのか、インナー特殊素材なのか、アウター特殊素材なのか。といったところです。

 

これについての認識は基本的には5枚<7枚<インナー<アウターの順で右のものほど弾くというよく言われる認識で間違いありません。

また、特殊素材の中でもカーボンは弾き系、ファイバーは持つ系という認識で問題ないでしょう。

 

ただ、繰り返しになりますが、これらは板厚とグリップという2つの条件がそろったうえでの追加要素です。

性能に一番影響を及ぼすのは合板構成云々以前に板厚であるということは覚えておきましょう。

まとめ

中級者以上のラケット選びでは

  1. 板厚
  2. グリップ
  3. 合板構成その他

という順番で重視しましょう。

 

まずは板厚。これで性能の半分以上は確実に決まります。

そして、自分が握りやすいもの。具体的には、力を入れて握りやすいもの。

最後にそれ以外の合板構成について考える。

 

という順番で考えましょう。

1,2の板厚とグリップさえしっかりしていれば、まず大きく失敗することはありません。

それらが理想のラケットの候補を作り、その中から他の要素も加味して選んでいくというのがベストでしょう。

 

間違っても、飛ばしたいからカーボンというような選び方は止めましょう。

弾きたいならカーボン以前に板の厚いラケットです。

 

 

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